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これからピアノを始める初心者には、アコースティックピアノの鍵盤やタッチを再現した楽器、「電子ピアノ」がおすすめです。
電子ピアノはヘッドホンから音を出せるモデルが多く、深夜や早朝でも気にせずに自宅で練習が可能です。
一般的なピアノと比較してもコンパクトで「部屋が狭くて…」なんてお悩みの方も安心!
また、アコースティックピアノのような調律も不要なので、維持費もかからずコスパもいい。メリットが多い電子楽器です。
でも、電子ピアノはメーカーやモデルが豊富で、価格もピンキリ。どれを買うべきか本当に迷います。
と思う人もいるかもしれません。でも、電子ピアノは、購入後に「あれ!?思ってたのと違う!!」「失敗したかも……」と、後悔することがよくあり、注意が必要です。
そこで今回は、ピアノ経験があるライターが、オススメの電子ピアノ、選び方、安い電子ピアノの妥協ポイント、買ってはいけない電子ピアノなどを、わかりやすくご紹介します。
低価格、シンプル機能で使いやすい電子ピアノはこちら!
【付属品込でも5万円程度!】ポータブル型の安い電子ピアノおすすめ5選
それでは早速、おすすめの電子ピアノを紹介していきます!まずは「ポータブル型」の電子ピアノ5選です。
1. KORG(コルグ)Liano L1SP
7cmの薄さがスタイリッシュ!6kgの軽量ボディがコンパクトで弾きやすい、コルグの電子ピアノです。スタンドがついて4万円を切る価格と、コスパも良いですよ。
ライトタッチ鍵盤なので、「軽いタッチが好き」「重い鍵盤が苦手」な方におすすめです。私は楽器店で試奏したことがありますが、鍵盤のタッチもとても軽かったです。お子様にも使いやすく、長時間練習しても疲れにいモデルだと思います。ただし、ピアノ経験者の方は「キーボードっぽい感触だな」と感じるかもしれません。
電源、ボリューム、エフェクト(リバーブ)、メトロノーム、音色調整の表示がちょうど目線下に集まっており、ユーザビリティもバッチリです。8段階の音色はつまみで調整するタイプなので、選択もスムーズ!
製品スペック
色 | ブラック |
サイズ/重量 | 1,282(W)x 290(D)x 73(H)mm/6kg |
鍵盤(数・種類) | 88鍵(A0~C8)LS鍵盤 |
最大同時発音数 | 120 ※音色によって最大同時発音数は異なります |
音色数 | 8 |
スピーカー | パネル面にスピーカー搭載(バスレフ構造で実現した豊かな低音) |
接続端子 | PHONES/LINE OUT兼用端子、USB端子(Type-B)、DAMPER端子 |
給電方式 | 電源:ACアダプター(DC 12V)または、単3形アルカリ乾電池6本orニッケル水素乾電池6本(別売) |
付属品 | 付属品:ACアダプター(KA390)、譜面立て、ペダル・スイッチ(PS-3)、X型ピアノスタンド |
2. 【Amazon限定】カシオ(CASIO) CDP-S100AZ(※単品)
カシオの電子ピアノCDP-S100AZは単品で4万円未満とコスパが良いモデルです。別売りの椅子、スタンドを購入しても、5万円程度におさまります。同時発音数が64なので、シンプルな楽曲だけを弾く初心者には十分ですが、ハイレベルな楽曲を演奏したい方は、やや物足りなくなる可能性もあります。
「とにかくコストを抑えたい!」という方におすすめです!
製品スペック
色 | ブラック |
サイズ/重量 | 幅132.2×奥行23.2×高さ9.9cm/10.5kg |
鍵盤(数・種類) | 88鍵盤・ハンマーアクション鍵盤 |
最大同時発音数 | 64 |
音色数 | 10 |
スピーカー | 12cm×6cm(楕円形)× 2 |
アンプ出力 | 2.5W×2.5W |
給電方式 | ・付属のACアダプター ・電池(単3形アルカリ乾電池6本) ※電池持続時間:約13時間(アルカリ電池使用時) |
仕様 | 主な機能/仕様 ・エフェクト:リバーブ(4種、オフ)、コーラス(4種、オフ) ・レイヤー/スプリット:●(レイヤーのみ) ・トランスポーズ:ー12~0~+12半音 ・チューニングコントロール:A4=415.5Hz~440.0Hz~465.9Hz ・音律(スケールチューニング):平均律+16種類 ・メトロノーム:拍子: 0~9 テンポ可変:♩=20~255 |
3. YAMAHA (ヤマハ)P-45
YAMAHAのP-45は、セッティングがシンプルで使いやすく、本格的なピアノサウンドも楽しめると人気のモデルです。
専用スタンド「YAMAHA L-85BK」が付属されているセットを選んだとしても、5万円以下と価格もお手頃。この専用スタンドは、一見据え置き型のように見えるデザインが特徴で、安定感も感じられるでしょう。
製品スペック
色 | ブラック |
サイズ/重量 | 幅1326mm、高さ154mm、奥行き295mm/11.5kg |
鍵盤(数・種類) | 88鍵盤(グレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤黒鍵マット仕上げ) |
最大同時発音数 | 64 |
音色数 | – |
スピーカー | 12cm×2 |
アンプ出力 | 6W×2 |
接続端子 | ・DC IN 12V ・ヘッドホン PHONE端子(標準ステレオ) など |
給電方式 | PA-150Bまたはヤマハ推奨の同等品・電源アダプター |
付属品 | 譜面台、フットスイッチ、電源アダプター、保証書、取扱説明書 |
4. Roland(ローランド)GO-88P
Roland「G0-88P」は、7kgと軽量ながらスピーカーを搭載、電池駆動にも対応しているので、どこにでも持ち出して演奏することができます。
Bluetooth (R) MIDI 機能搭載も搭載しているので、オリジナル無料アプリ「Piano Partner 2」に対応しているので、アプリで内蔵曲の譜面を表示できたりと、楽しく使うことができます。
製品スペック
色 | ブラック |
サイズ/重量 | [譜面立てを付けた場合]1,283(幅)×397(奥行)×252(高さ)mm/ 7.0kg |
鍵盤(数・種類) | 88鍵(ボックス型鍵盤、ベロシティー対応) |
最大同時発音数 | 128音 |
音色数 | ピアノ:1音色 E.ピアノ:1音色 オルガン:1音色 ストリングス:1音色 |
スピーカー | (15×6cm)×2 |
アンプ出力 | 10W×2 |
接続端子 | PHONES/OUTPUT端子:ステレオ標準タイプ PEDAL端子:標準タイプ(ハーフ・ダンパー非対応) USB COMPUTER端子:USBタイプB DC IN端子 |
給電方式 | ACアダプターまたはアルカリ電池/マンガン電池(単1形:別売)×6 |
付属品 | 取扱説明書、「安全上のご注意」チラシ、譜面立て ACアダプター、ペダル・スイッチ (GO-88P 付属専用品) |
5. KORG(コルグ) B2(※単品)
KORG B2は、アップライトピアノの再現性が高く、鍵盤も重めな電子ピアノです。エントリーモデルとしては満足できるでしょう。付属の譜面台も広々としており、大きめの楽譜や、数ページに渡る譜面で練習したい方にもおすすめです。
単品でも3万5,000円程度なので、スタンドや椅子、ヘッドフォンを揃えても5万円程度には収まります。
製品スペック
色 | ブラック、ホワイト |
サイズ/重量 | 外形寸法(W x D x H):1,312 x 336 x 117 mm(突起物含む / 譜面立て除く)、11.4kg |
鍵盤(数・種類) | 88鍵盤(NH(ナチュラル・ウェイテッド・ハンマー・アクション)鍵盤) |
最大同時発音数 | 120 |
音色数 | 12 |
スピーカー | 15W x 2 |
アンプ出力 | – |
接続端子 | PHONES(ヘッドホン/ライン・アウト兼用)、USB(TYPE B)、AUDIO IN、PEDAL |
給電方式 | 電源:DC 15V |
付属品 | ACアダプター、譜面立て(B2/B2SP専用)、ダンパー・ペダル |
【10万円未満】キャビネットタイプ(据え置き型)の安い電子ピアノおすすめ6選
ここからは、「キャビネットタイプ(据え置き型)」の電子ピアノをご紹介します。
1. CASIO(カシオ) Privia PX-770 (BN)
カシオの人気シリーズPriviaの電子ピアノです。メトロノーム機能や録音機能も搭載されており、リズム感や表現力を身につける練習にも適しています。
鍵盤の中央から右側と左側で同じ音域に設定できる「デュエット機能」も特徴です。2人で連弾したり、先生と生徒での練習などに重宝するでしょう。
ピアノを弾くなら用意したい「高低自在ピアノ椅子」やヘッドホン、譜面立て、楽譜集がセットで7万5,000円程度と、コスパ最強なモデルです。
製品スペック
色 | ブラック、ブラウン |
サイズ/重量 | 幅1,391×奥行299×高さ798mm /31.5kg |
鍵盤(数・種類) | 88鍵盤、3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤Ⅱ |
最大同時発音数 | 128 |
音色数、ペダル | 19音色、ペダル:ダンパー、ソフト、ソステヌート |
スピーカー | 12cm×2 |
アンプ出力 | 8W+8W |
接続端子 | |
給電方式 | ACアダプター |
付属品 | ・本体付属品:ACアダプター(AD-A12150LW)、譜面立て、楽譜集、取扱説明書、保証書(メーカー保証1年) ・高低自在椅子 KORG PC-300 ・[高音質/遮音型]電子楽器専用ヘッドホン BOREHO BH-181 |
2. Roland(ローランド) RP30
ハンマー・アクションを搭載した象牙調の鍵盤と、重厚感のある外観が素敵な電子ピアノです。インテリアにも馴染みやすいでしょう。
操作ボタンの数も少なくスタイリッシュ、かつ、使いやすいモデルです。
製品スペック
色 | 黒木目調 |
サイズ/重量 | 1,380(幅)×485(奥行)×1,000(高さ)mm、48kg |
鍵盤(数・種類) | 88鍵ハンマー・アクション鍵盤 |
最大同時発音数 | 128 |
音色数、ペダル | 15音色、ペダル:ダンパー・ペダル、 ソフト・ペダル、 ソステヌート・ペダル |
スピーカー | 15cm × 2 |
アンプ出力 | – |
接続端子 | DC In端子、 Phones端子 × 2:ステレオ標準タイプ、 USB Computer端子:USB Bタイプ、 Input端子:ステレオ標準タイプ、 Output端子:ステレオ標準タイプ |
給電方式 | ACアダプター |
付属品 | 取扱説明書、「安全上のご注意」チラシ、ACアダプター、 電源コード、ヘッドホン、ヘッドホン変換プラグ、保証書(メーカー保証1年間) |
3. KORG(コルグ) LP380 USB
LP380USBは、日本製のハイクオリティな電子ピアノです。鍵盤の製造、本体の組み立てなどを、京都府の南丹市美山町で行なっています。
鍵盤のタッチが、グランド・ピアノと同様に低音部は重く、高音部は軽くなる「リアル・ウェイテッド・ハンマー・アクション3(RH3)鍵盤」を採用しています。
音律のバリエーションも9種類内蔵し、古楽器アンサンブルなどにも対応。本体前後にヘッドフォンジャックを一つずつ配置してあり、二人で練習するシーンも重宝します。
さまざまな楽しみかたができるモデルです!
製品スペック
色 | ブラック、ホワイト、ローズウッド、ローズウッド・ブラック |
サイズ/重量 | 1,355(W)x 351(D)x 936(H)mm(キーカバーを開けた状態) ※奥行きは転倒防止金具含む。/37kg |
鍵盤(数・種類) | ・鍵盤:88鍵(A0~C8)リアル・ウェイテッド・ ハンマー・アクション3(RH3)鍵盤 |
最大同時発音数 | 120 |
音色数、ペダル | 30種類、ペダル:搭載 |
スピーカー | 10 cm x 2 |
アンプ出力 | 22 W x 2出力 |
接続端子 | USB(TYPE B)、LINE OUT(ステレオ・ミニ端子)、HEADPHONE OUT x2(ステレオ・ミニ端子)、MIDI IN、MIDI OUT |
給電方式 | ACアダプター(付属) |
付属品 | ACアダプター、ヘッドホン、一体型専用スタンド |
4.YAMAHA(ヤマハ) YDP-145
ヤマハ最高峰のコンサートグランドピアノ「CFX」の響きを再現した「ヤマハ CFXサンプリング」と、グランドピアノの共鳴音を再現した「バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト(VRM Lite)」という、贅沢な逸品!
価格は記事で紹介したほかのモデルよりも上がりますが、椅子などもセットで10万円未満で手に入るのはお得です。ダンパーペダルにはハーフペダル機能を搭載しています。
音色は10種類と少なめですが、内蔵曲がなんと363曲!音色デモ曲:10曲、クラシック名曲:50曲、レッスン曲:303曲と充実しています。
製品スペック
色 | ブラック、ホワイト、ニューダークローズウッド |
サイズ/重量 | サイズ:幅1357mm × 奥行き422mm × 高さ815mm、重量 38.0kg |
鍵盤(数・種類) | 88鍵盤 グレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤 黒鍵マット仕上げ |
最大同時発音数 | 192 |
音色数、ペダル | 10種類、ペダル:搭載 |
スピーカー | 12 cm x 2 |
アンプ出力 | 8 W x 2 |
接続端子 | |
給電方式 | 電源コード式 |
付属品 | 固定イス、電源アダプター PA-150B(またはヤマハ推奨の同等品)、その他 保証書、取扱説明書、クラシック名曲50選(楽譜集)、専用ヘッドホン(V577100) |
5. KAWAI 電子ピアノ KDP75B
カワイフルコンサートグランドピアノ「SK-EX」のピアノ音を収録した電子ピアノです。鍵盤を弾いた時のゴトゴト音が改善され、低音は重く高音は軽い本格的なタッチを再現。
カワイのなかでもお求めやすい価格のモデルです。
色 | ブラック |
サイズ/重量 | 1,360×405×855 mm/37 kg |
鍵盤(数・種類) | 88鍵盤・RHS(静音性改良) |
最大同時発音数 | 192 |
音色数、ペダル | 15種類 |
スピーカー | 楕円 8×12cmスピーカー ×2 |
アンプ出力 | 8W×2 |
接続端子 | ヘッドホン:2(標準/ミニ) USB to Host:1 |
給電方式 | |
付属品 | ヘッドホン:SH-2N 高さ固定椅子 |
6.【おしゃれ】インテリアにこだわる方におすすめ!Donner 電子ピアノ DDP-88
Donner電子ピアノDDP-88は、海外のピアニストが夜景をバックに弾いているシーンをInstagramで見たのがきっかけで、個人的に注目しているモデルです。
こちらは「ポータブルタイプ」と「キャビネットタイプ」の中間に位置する電子ピアノです。
電子ピアノのボディは黒が圧倒的に多いなか、ナチュラルなブラウンがインテリアにもしっくり馴染みます。
製品スペック
色 | ブラウン |
サイズ/重量 | 126.8cm*35.5cm*74cm、21.3kg |
鍵盤(数・種類) | 88鍵盤、ハンマー・アクション |
最大同時発音数 | 128 |
音色数 | – |
スピーカー | 20W x 2 |
アンプ出力 | – |
接続端子 | ペダル入力端子、オディオ入力/出力端子、イヤホン端子 |
給電方式 | ACアダプター |
付属品 | 譜面台、電源アダプター、日本語取扱説明書、3本ペダル(ダンパー、ソフト、ソステヌート) |
電子ピアノが初心者におすすめの理由・メリット
電子ピアノがおすすめな理由・メリットは、以下5つです。
1.早朝や深夜も練習が可能
2.ボディがコンパクト
3.価格が手頃
4.調律が不要で、メンテナンス費用がかからない
5.搬入と搬出が楽
早朝や深夜の練習が可能なこと、コンパクトで部屋に設置しやすいこと、価格が手頃なことが最大のメリットです。
一般的な「アコースティックピアノ」は、鍵盤を押すと本体内部に設置されたハンマーが連動し、ピアノ線を叩いて音を出します。ピアノのボディ内部で反響させ、音を大きくするしくみです。そのためボディが重く、部屋に据え置きで使います。
一方電子ピアノは、内部にセットされた音源を鳴らし、ボリュームコントロールで音量の大小を調整するので、コンパクトで軽い設計です。
また、一般的なピアノは、専門の調律師に定期的に自宅に来てもらい、調律をしてもらう必要があります。電子ピアノはそういったメンテナンス費用も不要です!
さらに、一般的なピアノは、いざ手放すときや引越しのとき、搬出費用が嵩みます。
私も一度、実家のピアノを処分したことがありますが、普通の縦型アップライトピアノだったのに、クレーン車が出動していてびっくりしました。
電子ピアノは、移動や搬出を比較しても、とても身軽な楽器です。
安い電子ピアノの選び方
初心者が押さえておきたい、電子ピアノの選び方のポイントを紹介します。以下5つです。
1.必ず88鍵盤タイプを選ぶ
2.ポータブルタイプか、キャビネットタイプ(据え置き型)か
3.同時発音数は128以上
4.付属品(ペダル・スタンド・椅子など)
5.型落ちの新品を狙う
【必ず】88鍵盤タイプを選ぶ
電子ピアノは、88鍵盤タイプを選びましょう。鍵盤数が足りないと、弾けない曲がたくさんあります。
また、二人でピアノを弾く「連弾」がしたい人も、やはり88鍵盤がマストです。
私の友人は「安いし、スペースも取らない」という理由で、鍵盤数が少ないモデルを購入してしまい、届いたその日に後悔していました。憧れの曲が弾けないことに当日に気がついたそうです。結局一度しか使わなかったとか….。
ピアノ上級者が、サブのモデルとして鍵盤数が少ないシンセサイザーやステージピアノを購入することがあります。そのような鍵盤楽器の扱いに慣れている人など、何か特別な理由がないかぎり、ひとまず88鍵盤を選ぶのが安心ですよ。
ポータブルタイプか、キャビネットタイプ(据え置き型)か
ポータブルタイプは組み立て式で、色々な部屋に持ち運びやすいメリットがあります。自由度が高く、デザイン性も高くおしゃれです。
また、1万円程度の低価格なモデルがあるのも、ポータブルタイプの特徴です。
スタンドの取り外しができないキャビネットタイプは、部屋に据え置きで使う人におすすめです。鍵盤や脚などが一体となっています。
キャビネットタイプには一般的なピアノのような「ピアノカバー」がある場合も多く、鍵盤の埃よけにも便利ですよ。
また、足元の3つのペダルが別売りではなく、最初から搭載されている場合が多いのもメリットです。ただし、キャビネットタイプの価格は、最低でも7万円以上を見た方が良いでしょう。ポータブルタイプよりも高い傾向にあります。
同時発音数は64以上、128以上あるのが理想
同時発音数が多いモデルほど、よりピアノに近い表現が可能になり、自然な響きを再現できる傾向にあります。
5万円程度までの安いモデルは、同時発音数が64程度のものが多いです。初心者でシンプルな楽曲を弾くなら、特に問題ないでしょう。ハイエンドなモデルになると、128以上あるものもあり、表現力もぐっと広がります。
ただし、難易度が上級レベルの楽曲の中には、同時発音数が128では表現しきれないものもあると言われています。難易度の高い楽曲の再現度にこだわりがある方は、楽器店で試奏した方が良いでしょう。
付属品(ペダル・スタンド・ヘッドフォンなど)
ポータブル型の電子ピアノの場合、ペダルやスタンドが付属しているものを購入すると良いでしょう。本格的にピアノを頑張りたい場合、やはりデスクに置いて練習するよりもスタンドの方がベターです。
そんなかたには、audio-technicaの楽器用モニターヘッドホン(ATH-EP100)がおすすめ!2,000円未満でゲットできますよ。
また、ピアノは正しい姿勢で練習することが効率よく上達するコツでもあります。高さ調整ができる椅子もあると便利です。椅子はセット売りされていないことが多く、その場合は別途購入しましょう。
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【コスパ最強】電子ピアノ・楽器用ヘッドホンおすすめ10選!練習以外の使い方もご紹介
型落ちの新品を狙う
電子ピアノは続々と最新モデルが登場していますが、最新モデルよりも少し前の型落ちでも、機能面では満足できるものが多いです。価格を抑えたいなら、型落ちを狙いましょう。
また、新品だと楽器店の保証の対象になる場合も多いので、新品を購入することをおすすめします。
買ってはいけない電子ピアノはある?
セッティングに手間がかかるものは練習に不向き
これは個人的な意見ですが、ロール式や折りたたみの電子ピアノは避けることをおすすめします。セッティングに一手間かかるものは、練習のモチベーションを下げる可能性が高いです。
楽器はいざ「弾こう!」と思った時に練習しやすい環境を整えることが大切です。また、強いタッチで弾いた時にボディがガタついたり、理想の音が出ないことも予想されます。このようなタイプは避けるのがベターです。
「安いから」「収納に便利そう」といった理由で選びたくなる気持ちはわかりますが、おすすめしません。
鍵盤数が88鍵盤より少ないものは弾けない曲がある
鍵盤数は一般的なピアノと同数の「鍵盤数88」タイプを選びましょう。88鍵盤よりも少ないモデルを購入すると、弾ける楽曲の幅が狭まります。
余計な機能が搭載されているとコスパが悪い
最近は、名曲の自動演奏機能がついているもの、MIDI対応、Bluetooth対応、音色数が豊富、譜面をパネル表示できる機能など、ハイエンドな電子ピアノが登場しています。
でも、初心者の場合、機能を持て余してしまう場合が多いです。
ちなみに私は、電子ピアノを含む複数の電子楽器を有線ヘッドホンで練習していますが、特に困ったことはありません。
安い電子ピアノは妥協が必要!高い電子ピアノとの違いを解説
電子ピアノの価格差は、以下5点に顕著に現れます。
1.鍵盤のタッチ
2.音質
3.音量調節の繊細さ
4.スピーカーの質
5.搭載している機能
電子ピアノに限らず、楽器は価格と質が比例することがほとんどです。
安いものに関しては品質をある程度わりきる必要があります。
安い電子ピアノの覚悟すべきポイント
2万円未満の格安モデルだけでなく、付属品とセットでも10万円未満の低価格モデルを選ぶときに最も覚悟すべき点は、タッチや音質がピアノそっくりではないことです。
価格を抑えた電子ピアノの鍵盤は、プラスチック製であることが多く、鍵盤のタッチも軽かったり逆に重すぎたりすることがあります。
鍵盤を弾いたときに、なんだか「ビヨン」と跳ね返って来るように感じたり、指が当たったことで「カチカチッ」というプラスチック音がしたりするものがあります。
一般的なピアノを弾いた経験がある人ほど違和感を感じる傾向にあり、「安っぽい」「買って失敗したかな」などの感想を持ちやすいです。
余談ですが、先日、プロのミュージシャンが演奏にも使う高級ステージピアノ「Nord Piano 5」を店頭で試奏させていただきました。赤いクールなボディを、ライブ動画などで見たことがある人も多いでしょう。
Nord Piano 5は、鍵盤のタッチがナチュラルで、違和感なく弾くことができることに心底驚きました。このモデルは機能も充実していおり、40万円以上しますが、価格に納得です。
電子ピアノとキーボード、どちらを選ぶべき?
注意!「電子ピアノ」と「キーボード」は似ているが違う!
キーボードは鍵盤のタッチや機能が電子ピアノと異なり、「エレクトーン」などに近いです。鍵盤の長さが短かったり、タッチも軽めのものが多いです。
一方電子ピアノはピアノのタッチなどを再現する目的で作られているので、弾いた感じも異なります。
それぞれのおすすめの人をチェックしましょう。
電子ピアノがおすすめの人
・「ピアノを習いたい」と思っている人
・ピアノの音をメインに使いたい
ピアノの楽曲が弾きたい、ピアノを習いたい、と言う人は、迷わずに最初から電子ピアノを選びましょう。
先述しましたが、電子ピアノはピアノの鍵盤を再現しています。
ピアノのレッスンではグランドピアノやアップライトピアノを使用するので、普段からピアノに慣れておく必要があります。
キーボード(シンセサイザー)がおすすめの人
・色々な音を出したい
・バンドで演奏したい
・MIDI機能を使いたい
ピアノだけでなく、様々な用途で鍵盤楽器を使いたい人は、キーボードやシンセサイザーを選びましょう。バンドで演奏する人は、スタジオに持ち運び可能なキーボードがおすすめです。
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まとめ:電子ピアノを手に入れて、音楽を楽しもう
いかがでしたか?電子ピアノは、とてもコスパの良い楽器です。これからピアノを始めたい初心者の方、お仕事帰りの夜に家でピアノを練習したい方など、さまざまなシチュエーションにおすすめです。ぜひ今年はトライしてみましょう!
※この記事は2023年1月に公開された記事です。最新の情報ではない可能性があります。
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