\楽譜が読めない初心者も「30日でピアノが弾ける」レッスン/

【発表会対策】緊張をうまくコントロールし、人前での演奏を成功させる方法

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私は小学生のころ、お稽古ごとの発表会で暗譜したはずの脳内データが吹っ飛び、ステージ上で立ち尽くした経験があります。ハッと思い直し、テキトーに演奏を続けてなんとなく終わらせ、ぺこりとお辞儀をして舞台そでへ(笑)

「もっと練習すればよかったーー!」と幼ながらに後悔しました。

でも、その後もさまざまな楽器を習うなかで、「人前で弾くの苦手なんだよなぁ」と思いつつも発表会には参加し続けています。

楽しんで演奏すればOKだよ!お客さんが居ないと思って!

などと励ましてくれる方もいましたが、このようなノリに近いアドバイスは受け入れがたかったです(気難しくてすみません)。

楽器を複数習ってきたけれど、「人前で演奏する」ことや「緊張との付合いかた」のハウツーを教えてもらう機会ってなかなかないですよね。

ベストな状態で本番に挑むにはどうしたらいいのかな?と常々思っていたところ、久しぶりに発表会に参加する機会を得たので、試行錯誤して取り組んでみることに。

そしてついに、思ったものに近い結果を残すことができました!

Mila
押さえるべきポイントを、自分の備忘録としても書いてみます♪

目次

本番では練習の5割~8割の成果しか出せない!

今まで参加した演奏会や様々な先生がたとお話するなかで気づいたのは、発表会で練習と同レベル以上の演奏ができる人は滅多にいないということ。本番に緊張しない人のほうが珍しいし、だいたい練習時の5割〜8割程度の演奏になるはず。

先程「ついに思ったものに近い結果が出せた!」とテンション高めに書いたのは、落ち着いて演奏しながら練習時の7~8割の結果を出せたと実感したからです。

音程・音符的にはノーミスに近いけれど、音価(音の長さ)が微妙だったり手が滑った箇所もあり、「こんな雰囲気にしたい!」と肉付けした表現が全てできたわけではありません。

もちろん演奏会本番にパーフェクトな演奏をする人もいますが、そういう人はよほどの天才でない限り、普段から猛練習しているはず。仕事や子育てで忙しい大人が1週間に確保できる練習時間は、11時間×3日程度かと思います。猛練習って、時間的に難しいものです。

普段、ミスを減らすための練習をする

弾けない箇所は超ゆっくり練習、気になったことは譜面にメモ

練習曲でなかなか弾けない部分は、遅いテンポで練習し、弾けるようになったら徐々にテンポをあげていくのがポイントです。普段の練習時に忘れがちなのですが、ゆっくり弾けないということは速くも弾けないもの。

また、練習しながら譜面を読み込むうちに、意外な共通点や気になるパターンを見つけることがあります。例えばピアノなど両手を使う楽器で、「左手がこの和音を弾いているときに右手はこのパターンを弾いているよなぁ」など。複雑な曲だとパターンは見つけづらくなるかもしれないけれど、自分の目印になるポイントを押さえながら弾き込むと、徐々に頭で考えるよりも先に体が自然に動き出してきます。

「あれ、この曲こういう共通点やパターンがあるな」と思ったらどんどん楽譜に書き込んで意識したほうが良いです。メモしないと忘れてしまうので、とりあえず鉛筆で譜面に書き込みましょう!

「この曲飽きた、もうしばらく弾きたくない…」と思うほど練習する

私は今回の発表会まで約4ヶ月ほど練習期間があり、最後の1ヶ月は発表会の曲だけを弾いていました。よくインスタのストーリーに練習中の様子をポストしていましたが、友人たちは「もしかして、この曲しか弾けないんじゃ……?」と思ったかも(笑)

息抜きも必要なので通勤中は好きな曲を自由に聴いていたれど、練習では基礎練以外はその曲のことだけを考えました。

Mila
発表会前日は「明日でこの曲しばらく弾かなくて良いじゃん!」と嬉しささえよぎりました。

本番さながらの状態で弾いてみる

練習時、本番さながらの状態をつくりあげてみましょう。

チューニングなど楽器の準備をし、譜面を読んで「こうやって弾こう」という心の準備だけしたら、いきなり発表会の曲を弾いてみる。

そうすると、いつも間違えないところを間違えたり、だいたいボロボロになるはずです。本番は気持ちの準備はできても、その直前に基礎練やウォーミングアップが出来ずに本番を迎えることも多いと思います。

このようにいきなり弾いてみることで課題が見えてきます。ボロボロになった箇所は、間違えやすかったり、実は認識があやふやなものです。

本番2週間前〜前日までの練習

本番当日に使う譜面に、チェック項目を書いておく

私はいつも、楽器の構え方や弾き方で気をつけるべきことなどを、譜面の空いているスペースに何個か箇条書きしています。

例えば「楽器を構える位置は〇〇」「指は丸くキープ」「演奏を楽しむ!」「お辞儀を忘れずに」などなど。「そんなん書かなくていいよ」って思うかもしれないけれど、ステージ上で全てが吹っ飛んだ経験がある私は、譜面にチェック項目を書くことを心からオススメします……!

演奏に集中できる服を選ぶ

発表会では華やかなドレスを着たくなるもの!

当日何を着るかは早めに準備しておいたほうが良いです。私は今回、動きやすく且つ体型をカバーしてくれるややフォーマルな服を選びました。最近体重が増えてしまい、二の腕から背中が気になったからです。

私のお気に入りのドレスは、自分のコンプレックスな部分が見えてしまうし、サイズも合わなくなっていました!他人からすれば気にならないことかもしれない。けれど自分は気になって演奏に集中できないはず。そこで、演奏に集中できる服を新しく用意しました。

自分の好きなデザインのドレスというだけでなく、演奏に集中できるか、動きやすいかを考えて服を選ぶことはなかなか重要です!

例えば、こちらの袖ありタイプでマキシ丈のドレスだと、演奏中に腕まわりや、脚の動きなどを気にする必要がないので、演奏に集中しやすいです。

前日は早寝!発表会当日の朝をストレスフリーに迎える

前日は忘れ物がないように持ち物を準備し、発表会の朝をストレスフリーに迎えましょう。

本番当日の過ごし方

リハーサルに出る

本番当日にリハーサルがあるなら、できるだけ参加しましょう。譜面台の置き場所、立ち位置、客席の距離感、音量など軽くでもチェックした方が安心できます。

軽いスナックを用意

本番前にがっつり食べすぎると頭がぼーっとしてしまいます。小腹が減ったときにさっと食べられるスナックを用意しておくと良いでしょう。私は糖分をとるためにチョコレートを用意し、控え室で食べていました。

 ホッカイロを用意して、指と体を冷やさない

これはかなり重要です!今回、会場がかなり寒く、リハーサルで指が思うように動きませんでした。これはヤバイと思い、持参したホッカイロで本番直前まで手を温めました。

結果、いつも通り、手の震えもなく弾くことができました。夏も冷房が効いている可能性があるので、用意することおすすめします。

他の人の演奏を見ない

私は子供の頃から、発表会では他の人の演奏を本番直前まで見るようにしていました。今回もいつも通り開始から30分ほど演奏を見ていたのですが、だんだん頭の中が混乱してきました。

「あれ、あの弾き方のほうが良いのかな?」

「この曲私の弾く曲に似てる。……ん?私の曲ってどんなだっけ?」

これはまずい!ってことで友人の出番を見終えてすぐに控え室へ退散。他の人の演奏は自分の出番が終わってから見ることにしました。

イメージトレーニングする

私の先生はとても親切でオープンマインド。先生が課題曲を演奏する様子を動画で撮影させてくれました。控え室ではその動画を何回か繰り返し見ながら譜面をチェックできました。

イメージトレーニングによって、他の人の演奏を観て混乱した頭をリセットしました!

先生によっては「演奏動画の撮影は控えてほしい」という方もいらっしゃるでしょう。その場合は先生の演奏の音源だけを録音させてもらうか、もしくは自分の演奏を動画撮影したものを見返すだけでもOKです。

自分の出番が終わるまで、お酒は控える

発表会形式だとお酒が出ることはまず無いと思いますが、クリスマスパーティなどパーティタイプの演奏会だと、アルコールの提供がある可能性もあります。

その場合は、極力自分の出番が終わるまでお酒は控えましょう。お酒を飲んでしまうと、指が思うように動かないし、頭も働かなくなります。

いよいよ本番!ステージ

発表会譜面のチェック項目に目を通す

先述しましたが、譜面に記載した自分がチェックしたい項目にさっと目を通して、演奏の準備をします。

私は緊張するとお辞儀を忘れがちなので、「演奏前にお辞儀をする」とか、「楽器の位置は〇〇」といったメモを残しました。

自己肯定感を爆発させる

「自分を良くみせよう」と気を張る必要はありません。あなたはあなたのままでOKとにかく発表会という機会を楽しみましょう。自信を持ち演奏をエンジョイしている人を見ると、客席も楽しくなるものです。

感謝する

感謝の気持ちは不思議と演奏にあらわれます。教えてくれた先生、観に来てくれたかた、演奏できるこの機会に感謝して演奏しましょう。

演奏前後のお辞儀も忘れずに!

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まとめ:発表会はしっかり準備して、当日は思い切り楽しもう

いかがでしたか?初心者であっても、発表会や人前で演奏する機会があれば積極的に参加しましょう!

練習のモチベーションアップにもなるし、たとえ当日「あー、失敗したなぁ」と思っても、それが次の課題への気づきになります。

奏会本番に100%の演奏ができる人はあまりいません。普段の8割程度の成果を目標に準備しましょう!

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この記事を書いた人

音楽・楽器演奏を愛するWebディレクター、一児の母。経験楽器はバイオリン、ピアノ、フルート、エレキベース、ハープ、DJ(CDJ/PCDJ)などなど。楽器や機材に囲まれて暮らしています。
アマチュアオーケストラやバンドに参加したり、BarやClubでDJしたり。幅広い活動を通じて出会った方々から得た知見をもとに、記事を企画・更新しています。

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