価格とデザインで人気のブランド「SOUNDPEATS (サウンドピーツ)」。今回は、新製品のワイヤレスヘッドホン「SOUNDPEATS Space」を、実際にさまざまなシチュエーションで使ってみました。
安いワイヤレスヘッドホンが欲しいけど、失敗しないかな……
そんな迷えるあなたに、1週間ほどSOUNDPEATS Spaceをあらゆるシチュエーションで使い込んだライターが解説!
音質、音楽ジャンル別の相性、リモートワークでの使い心地、おすすめな人を紹介します。
※本記事ではSOUNDPEATS様より製品をご提供いただきましたが、遠慮なく本音でレビューしております!
SOUNDPEATS Spaceの評価、おすすめな人
総評:リモートワークや勉強中に使いたい、ワールドヒットチャートをよく聞く人におすすめ
SOUNDPEATS Spaceの、音質、デザイン性、装着感やリモートワークでの使用感に関する評価は以下です。
音質(中・高音※ANCをON ):★★☆☆☆
音質(低音※ANCをON):★★★☆☆
音の奥行き(※ANCをON):★★☆☆☆
ノイズキャンセリング:★★★☆☆
デザイン:★★★☆☆
装着感:★★★★☆
オンライン会議:★★★★☆
操作性:★★★☆☆
当てはまるかチェック!SOUNDPEATS Spaceがおすすめの人
SOUNDPEATS Spaceは、音質や特徴を踏まえると、以下のような方にピッタリです。
- ワールドヒットチャートの音楽をよく聴く
- オンライン会議にも使いたい
- リモートワーク、読書や勉強中、長時間BGMを聴きたい
- 大きめのヘッドホンが欲しい
- 安いヘッドホンが欲しい
- こまめに充電したくない
ノーマルモードでの連続再生時間が123時間と長いので、こまめに充電するのが苦手な人も重宝するでしょう。リモートワークや勉強、読書など、長時間集中したいときのBGMリスニングとして楽しむことができました。
音楽ジャンルとの相性
こちらでは、SOUNDPEATS Spaceの音楽ジャンル別の相性をチェックしましょう。
J-POP |
洋楽(POPs*ループ多め) |
ダンスミュージック(テクノ、ハウス、EDM) |
クラシック |
ロック |
チルホップ(BGM系) |
洋楽(ループ系で音数が少ないもの)、チルホップは◯!
海外のヒットチャートTOP50に多くランクインしているような、ループミュージックでボーカルも中音域の楽曲は、楽しむことができました!
いま世界的に大人気のアーティスト、KAROL Gのヒット曲「QLONA」を聴いてみましたが、リバーブが心地よく、ヘッドホンに合っていると感じます(※ANCをONの状態)。
また、チルホップやLofi Beatsは心地よく聴けるでしょう。ふかふかのイヤーパッドが耳にフィットし、長時間使いやすいので、リモートワークのBGMとして聴くのにおすすめです!
J-POP、ロック、クラシック、ダンスミュージック(テクノやEDMなど)は△
音の動きや展開が多く、疾走感あるギターや高音域のボーカルなど、J-POPをじっくり聴きたい人にはやや不向きかなと感じます。ANCをONにすると重低音に厚みが出ますが、J-POPはベースの動きも細かい楽曲が多いため、低音域をぼんやり感じる可能性があります。
また、フラットな音質のヘッドホンなので、楽器数の多いオーケストラ楽曲やロック、アコースティックなどは奥行きを感じにくいかもしれません。
テクノやEDMなどのダンスミュージックが好きな方は、さらに重低音の迫力を求める方が多いと思います。
SOUNDPEATS Spaceの機能
SOUNDPEATS Spaceのスペック
形式 | オーバーヘッド型 |
カラー | ブラック、ホワイト、イエロー |
接続 | 無線、有線 |
連続再生時間 | 最大123時間(ノーマルモード)、61時間(ANCオン)、12時間(10分間の充電) |
Bluetooth | マルチポイント対応(同時接続2台)、Bluetooth5.3 |
ドライバー | 40mmドライバー |
充電ケーブル | Type-C |
耐水性 | なし |
モード | ノーマル、アクティブノイズキャンセリング(ANC)、トランスペアレント、ゲーム(65msの低遅延) |
重さ(コード除く) | 約264g |
折りたたみ | ◯ |
付属品 | SOUNDPEATS Spaceワイヤレス ヘッドホン本体、Type-C充電ケーブル、3.5mm AUXケーブル、日本語取扱説明書 |
その他の特徴 | 専用アプリ対応 |
マルチポイント機能でスマホとPCに同時接続できる!
Bluetoothがマルチポイント対応で、2台同時接続できます。
リモートワークやご自宅で何か作業をされる方は、必須の機能でしょう。
iPhoneとMacBook Air両方につなぎ、切り替えなしで使えて便利でした
初めてiPhoneとMacBook Airにペアリングしようとしたとき、1台目のiPhoneをペアリングした状態では、2台目のMacBook AirでBruetoothを検出できませんでした。
一旦、既に繋いだiPhone側のブルートゥースをオフにすると、PC側でも SOUNDPEATS Spaceを検出できるようになり、ペアリングに成功!その後、iPhone側のBruetoothを再びオンにすると、両方に繋いだ状態になりました。
もし、初めてのペアリング時に2台目のデバイスが検出できない場合は、このような対処法がよいかもしれません。
約246gの軽量ボディ、ふかふかイヤーパッドで、メガネでも使いやすい
自宅のスケールで測ってみると、ボディの重さは246gでした。
耳に優しくフィットする、ふかふかのイヤーパッドの使い心地もGOOD!
100g台の超軽量ヘッドホンよりは重いですが、側圧が強くなくて、心地よい装着感なので、長時間使用しても疲れにくかったです。
オンライン会議に役立つ、クリアな通話
先述したとおり、耳にフィットしやすい設計のため、通話もしやすいです。
本記事執筆前に、1時間以上のオンライン会議のタイミング3回ありました。通話の相手に音声を確認すると、「聞こえやすいですよ」とのことでした。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)は強過ぎない
SOUNDPEATS Spaceは、最大35dBのノイズキャンセリング効果が実現可能です。
ANCをオンにすると、ノイキャン特有のツーンとした感じはどうしてもありますが、そこまで強過ぎないように感じました。
また、ANCをONにすると重低音に厚みを感じたので、低音好きの方におすすめの機能です。
ノーマルモードやトランスペアレントモードは、作業中に疲れにくい
作業や勉強中には、おもにANCをオフにしたノーマルモード、もしくは周囲の雑音を自然に取り込むトランスペアレントモードのどちらかで使用していました。
全体的に大きめなデザイン、好みが分かれそう
ハウジング部分は、普段小さめのヘッドホンに慣れている人は、やはり大きく感じるでしょう。
耳をすっぽり覆うような、大きめサイズをお探しの方に好まれるモデルです。
ヘッドホンは折りたたみが可能なので、持ち運びや収納はスッキリです!
ヘッドホン側で複数の操作が可能、でもちょっと複雑
右側には電源ボタンと音量ボタンが、左耳にはANC切り替えボタンがあります。
ヘッドホン側では、電源オンオフだけでなく、ANC切り替え、曲送り・戻しなど、さまざまな操作が可能です。
便利な機能ですが、少し操作が難しく、結局デバイス側で調整していました。
専用アプリで細かい調節も可能
アプリ「SOUNDPEATS」を利用すれば、より細かい音質調整も可能です。ゲーミングモードを使用する方は、アプリ側で切り替える際に重宝するかもしれません。
ただし、ヘッドホン本体側でもある程度操作ができること、フラットな音質が特徴であることなどが理由で、利用頻度は高くないユーザーが多いのではないかと予想しています。
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まとめ:お得にワイヤレスヘッドホンが欲しい、学生やリモートワーカーにおすすめ!
いかがでしたか?
SOUNDPEATS Spaceを実際に1週間ほど使い込み、どんな人が、いつ・どこで・どのように使うと購入の満足度が高いかを考慮してレビューしてみました。
よく聴く音楽ジャンルによっても好みが分かれる可能性がありますが、リモートワークや勉強など、活用できるシーンが多いヘッドホンです。
実際の利用シーンを想像するのに、本記事がお役に立てたら嬉しいです!
※この記事は2024年4月に公開された記事です。最新の情報ではない可能性があります。
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※本記事の製品レビューは、実際に利用した個人の感想です。