\楽譜が読めない初心者も「30日でピアノが弾ける」レッスン/

ハープ界のイノベーター、ブランディ・ヤンガーの世界観にどっぷりハマる

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朝から冷たい雨が降り続く週末、ホットなコンサートを鑑賞にコットンクラブへ。今宵のアーティストは米NY出身のジャズ・ハーピスト、Brandee Younger (ブランディ・ヤンガー)!

 

ブランディを知ったきっかけは、女王ビヨンセ!

私がブランディを知ったのはビヨンセのNetflix・ライブ作品HOMECOMING(ホームカミング )“がきっかけ。ビヨンセは2018年、大型フェス・コーチェラに黒人女性として初めてヘッドライナー出演を果たした。”ホームカミング”はその伝説と化したステージのドキュメント・ムービー。作品では彼女のパフォーマンスだけでなく、双子出産後の身体から短期間でベストコンディションに戻していく壮絶なトレーニングやインタビューも見ることができる。時に涙が出るほど傑作のフイルムだ。

 

同作終盤、ビヨンセのチーム(バックダンサー/ドラムラインなど)がそれぞれ意気込みを語ったり、ビヨンセが家族愛について触れる重要なシーンがある。このBGMでハープ×ダブっぽいベースラインがクールな楽曲が使用されている。美しいシーンにあまりにぴったりで、「これって誰の曲?」と気になりShazamしてみたけれど検索結果なし。ただ、この曲を聞いたことで「ジャズ・ハーピスト」なる存在を知ることとなった。

 

ジャズ・ハーピストを調べると、その第一人者であるDorothy Ashby(ドロシー・アシュビー)に辿り着いた。彼女はボサノヴァやファンクをフュージョンしたようなジャズ作品を多く発表している。ドロシーは1986年に50代の若さでこの世を去ったが、生前はスティービーワンダーと共演するなど幅広く活躍し、後世のアーティストに多大な影響を与えている。彼女のサウンドは今聴いても洗練されていて驚く。

スティービー・ワンダーのIf its magicのハープはドロシーが演奏しているそうだ。

 

ドロシー楽曲を聴きまくったけれど、なかなか「ホームカミング」のあの曲は見つからない。ならば他のアーティストをと聴いているうちにブランディ・ヤンガーと出会い、ついに例の曲を発見!それがこちら!

Brandee Younger/Hortense

(この曲、めちゃくちゃオシャレでしょ!?)←心の叫び

レイジーなベースラインに優雅でエモーショナルなハープが乗ると、がらっと雰囲気が変わるのが面白い。ドロシーの影響を感じる作品だ。ちなみに「ホームカミング」ではSpotifyなどで聴けるものではなく、このNPR Music Field Recordingsのバージョンの”Hortense”使用しているらしい。そりゃShazam検索しても出てこないわけだ、、。また、BGMとしてほぼ1曲まるごと使用されているのも凄いことだと思う。結構長いシーンなのよね。

 

ブランディのライブは想像以上に楽しかった、、!

さて、ブランディ来日公演の話に戻る。ステージ中央には写真のようなゴールドに輝くエレアコ仕様のハープがドーンと鎮座していた。客席のライトが落ちると、タイトな黒いワンピースのブランディが颯爽と登場!弾く前からすでにかっこよすぎる(めっちゃファン)。今までハープ奏者といえば、ふわりとしたロングドレスを纏ったクラシック系アーティストしか見たことがなかったので、ブランディの存在はとても珍しく感じた。

 

ハープは「何でもできる」イノベーティブな楽器

ハープは個人的にここ数年注目している楽器だった。グランドハープは弦が47本で音域は6オクターブを超え、足元のペダルを使って変調させる。この構造上「何でもできる楽器」と言って良いだろう。ギター、ベース、ピアノのようにもなれるのである。(ハープに関しては以前こちらの記事にも少しまとめているので、ご興味あればぜひ!:年齢関係なし!大人にオススメな楽器5選 & 習得のコツ

 

しかし「何でもできる」とは言ってもアーティストの音楽的センスと技量にもよるはず。今回ブランディはアコースティックギターのような奏法やハーモニクス、まるでエフェクトでディレイをかけたような弾きかたなど、様々な演出をみせてくれた。「そんなアレンジも出来るんだ!」と楽器オタクの私は超テンションが上がった。ウッドベースとハープ低音部のユニゾンも素晴らしく、アドリブに近い演奏も相当技術がいると思うが彼女は全てを軽々こなしていた。

 

そういえば今回の公演でブランディが「ドロシー・アシュビーって知ってる?」と、客席に話をふる瞬間があったのも印象的だった。確かにブランディの演奏にはドロシーの影響を強く感じるが、すでにそれを自分のものへと昇華し、新しいものを生み出しているように感じた。彼女はまさしく、ハーピストのなかのイノベーターと言えるだろう。今後の活躍が楽しみだ。

ヴォーカリストとともに、スティービー・ワンダー”If its magic”をカバー!

 

 

<sauce >

Remembering Dorothy Ashby, the Detroit Pioneer Who Introduced the Harp to Jazz

Brandee Younger’s Music Featured in New Beyonce Film “Homecoming”& New Album Out Soon!

Cotton Club: ブランディ・ヤンガー

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この記事を書いた人

音楽・楽器演奏を愛するWebディレクター、一児の母。経験楽器はバイオリン、ピアノ、フルート、エレキベース、ハープ、DJ(CDJ/PCDJ)などなど。楽器や機材に囲まれて暮らしています。
アマチュアオーケストラやバンドに参加したり、BarやClubでDJしたり。幅広い活動を通じて出会った方々から得た知見をもとに、記事を企画・更新しています。

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