世界で女性DJが続々登場するなか、アグレッシブなプレイでファン層を急拡大しているのがAmelie Lens(アメリー・レンズ)だ。ベルギー出身の20代の彼女、繊細な外見からは想像できないハードなセットを得意としている。ハイハットやバスドラを響かせるLiveは、ハードロックさながらだ。
オランダのフェスAwakenings Festival 2018年のセット
DJとしての自分を見て欲しい
モデルとしても活躍する彼女だが、インタビュアーから「写真の中のモデルとDJパフォーマンス、どちらの自分を見られるのが好きか?」と聞かれた時、「DJです!」と即答している。「モデルは誰かの要求にこたえるものだけれど、DJは自分自身だから」とのこと。
”女性”DJとして感じる男性との差別
インタビューで、エレクトロシーンにおいて男女差別はあるのか?との質問に、アメリーはこう答えている。「差別はあると思う。”女性DJオンリー”と表されたイベントもあり、たまたまブッキングで女性DJだけが出演するイベントにでることもあるけれど、(DJに)男性か女性かは関係ないと思う。男女の区別はポジティブにもネガティブにも働くこともあるのだけれど、、、。」
実際、女性DJに熱い視線を送る男性客も多いが、音楽に性別は関係ない。モデルよりDJとしての自分が好きな彼女にとっては、音楽を聴きに来いて欲しいだろう。実際彼女はすでに実力派アーティストだ。
好きな女性DJはREBEKAH
アメリーの好きなDJは”REBEKAH”とのこと。レベッカはアンダーグラウンドミュージックのイメージがあるが、普段は環境保護について考えたりベジタリアンでもあるEnvironmental activist。プロデューサーやレクチャーラーなど多面的な彼女をアメリーは尊敬しているそう。
夢を諦めないで!
若いアーティストに対しては「夢を諦めないで」訴える。毎週ブッキングし続けること(自分のやりたいジャンルではなくても)よりも、自身のやりたい音楽を極めて行くことが大事なのだそうだ。
自分の音楽をグレードアップすることは、それなりに時間がかかるものだ。
彼女の努力の積み重ねがこのプレイに結びついている。
早く来日して欲しいものだ。