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グランジを回帰させる17歳の天才、ビリー・アイリッシュ

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Billie Eilish
(photo by Billie Eilish’s facebook page)

凄いアーティストが現れた。L.Aのシンガー Billie Eilish (ビリー・アイリッシュ)、17歳。

 

2019年3月時点でビリーのSpotifyストリーミング数は10億回、instagramフォロワー数は1,500万を超えていたが、6月にはインスタフォロワー数は2,600万を突破。わずか3ヶ月で1,000万以上フォロワー数が急増し、もはや彼女は社会現象となっている。

 

私自身は”Bad Guy”のMVに出会って以来、ビリーのファンになった。彼女の作品から得るダウナーな高揚感は、ハードロックやグランジにどっぷり浸っていたティーン時代を思い出す。特にBud Guyのベース音はロックバンドを彷彿とさせ、MVもグランジの雰囲気が漂う。90年代ロックのリスナーに好まれそうだ。

 

 

ハイブランド × ストリートファッション ×  “Dead Eyes 

ニューヨークタイムズはビリー・アイリッシュの特集で彼女のデビューアルバムを ”her angsty debut album” と表現している。angsty(悩み・不安)は彼女のスタイルにぴったりのワードだ。

 

ビリーの特徴とされる「死んだ目」「体のシルエットを出さない服」は、セックスアピールへの反逆とも同記事に書かれている。CHANELやLOUIS VUITTONなどハイブランドをストリート系で着こなし、更にスタッズやシルバーアクセサリーなどロック要素をミックスさせる独特なファッション。ダークなサウンドも相まって、ビリー・アイリッシュ自体が新しいジャンルとなった。

 

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WHEN I WAS OLDER out now

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アーティストからの賞賛

ビリーファンを公言するアーティストも多い。Foo Fightersのデイヴ・グロールはビリーに対して “The same thing is happening with her that happened with Nirvana in 1991,(1991年のNIRVANAと同じ現象が起きている)”と発言している。デイヴは伝説的グランジバンドNirvanaのメンバーであり、これは賞賛のコメントと言える。Nirvana ”Smells Like Teen Spirit” のリリースは1991年だ。

 

デイヴの発言にビリーもとても喜んでおり、「My Chemical Romance, Green Day, NirvanaやFoo Fighters,などを現在でも聞いているわ」とコメントしている。

 

作曲・プロデュースを担当する兄・Finneasの存在

ビリーの楽曲は、彼女の兄Finneas(フィニアス)が作曲しており、Billy Eiilishは言わば「家族経営」だ。

 

彼ら兄妹は学校には通わず、ホームスクーリング(家庭学習)で育っている。(日本ではあまり一般的ではないシステムだが、アメリカのホームスクーリングの生徒数は全体の3%(150万人※2012年統計)と言われていて、決して珍しくはない。)

 

ビリーが13歳の頃、楽曲をSoundCloudにアップしたところ瞬く間に拡散。わずか3年で大ヒットアルバム”When we all fall asleep, where do we go”のリリースに至っている。

 

フィニアス&ビリーのロングインタビュー

 

ティーンのムーブメントから社会現象へ

こちらは今年5月に開催された英のフェス ”Radio 1’s Big Weekend 2019” でのライブ。熱狂するオーディエンスの大合唱が印象的だ。

 

 

ビリーが登場するまでのチャートはライトな楽曲が多かった。イメージ的には、胸元に作ったハートマークをかざして”ベスティー”達とわいわい楽しむようなキャッチーなものや、マンブルラップ系の作品が多数発表されていた。ダンスミュージックがチャートの中心だし当然といえば当然なのだが、ここ数年のトレンドは特に「陽」に傾いていたと感じる。

 

自身の存在を問いたり、人間関係や家族で悩むティーンは多い。精神状態もアップダウンが激しく不安定だろうし、時には誰にも会いたくなくなるだろう。そんな時に聴くには、最近の流行は明るすぎた。ビリーは笑顔や身体のラインを決して見せないミステリアスでローテンションなアーティスト。ダークな作品を求めるティーンが、潜在的にかなりの数居たのだろう。もし私が今のティーンだったら、彼女を崇め、ヘアカラーを真似したと思う。

 

ビリー・アイリッシュのムーブメントが音楽全体に及ぼす影響は大きい。特に最近よく耳にする「ボディポジティブ」ムーブメントも彼女の活躍を後押しするだろ。

 

彼女がミュージックシーンに一石を投じたことで、ロックやグランジが再燃したり、電子音楽と組み合わされて新しいものに生まれ変わるような予感がする。エレクトロミュージックとロックの垣根は、もう無いのかもしれない。

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この記事を書いた人

音楽・楽器演奏を愛するWebディレクター、一児の母。経験楽器はバイオリン、ピアノ、フルート、エレキベース、ハープ、DJ(CDJ/PCDJ)などなど。楽器や機材に囲まれて暮らしています。
アマチュアオーケストラやバンドに参加したり、BarやClubでDJしたり。幅広い活動を通じて出会った方々から得た知見をもとに、記事を企画・更新しています。

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