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【アメリカの奇祭・バーニングマン】参加費用は?4日間体験するにはこれくらい!

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バーニングマン_フリーフォトより

今や世界中のフェスの情報も入手しやすく、「海外のイベントに行ってみたいな」なんて音楽ファンも多いですよね!

ところで2018年に最もSNSでバズったフェスは、アメリカの奇祭「バーニングマン」ではないでしょうか。個性的なコスチュームをまとった来場者が、広大な砂漠のなか巨大なモニュメントをバックにテクノに身をまかせる。

まるでSF映画のような現実離れした光景に、世界中のフェス好きが心を奪われたはずです!

(追記:2020年のバーニングマンは残念ながら中止でした。)

 
 
 
 
 
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#goodnight

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バーニングマンに参加するDJ Nastia!

目次

「バーニングマン」とは??

「バーニングマン」は毎年8月最終週から9月第1週にかけての9日間に、米・ネバダ州の荒野に現れる ”コミュニティ” です。2016年はおよそ70,000人が世界中から集まりました。コミュニティのあちこちでアートパフォーマンスやワークショップ、DJパーティが開かれ、参加者は思い思いに過ごします。

「ん?コミュニティ??」

そう、バーニングマンは正確には ”フェス” ではないのです。

GIVE & GIVE!コミュニティでの金銭的交換はNG

一般的なフェスでは、フードやドリンク、グッズなどを会場で購入しますよね。でも、バーニングマンにはこの常識が存在しません。物品の売買など商業行為が一切禁止なのです。

商業行為禁止の替わりに “GIVE & GIVE” の精神をルールとしています。見返りを求めてはならないのです。

また、「アーティスト/オーディエンス」という隔たりがなく、全ての参加者が自由な表現者!ヨガや大道芸など自分ができることをGIVEし、ピースフルに交流します。

近くに売店も何もなく、普段すぐに手に入るもにもありつけません。砂ぼこり舞うこの過酷な環境を、参加者同士助け合いながらサバイブするのです。

人気アーティスト、MONOLINKのライブセット。このロケーションでサンセットDJ、最高でしょうね!

初めてバーニングマンの基本精神を知ったとき、積極的なコミュニケーションが得意ではない私は、「うわーー、知らない人とたくさん話さなきゃなのかな。一体何をGIVEしたらいいんだろう。」と妙な義務感に駆られ、一歩引いてしまいました(笑)

でも、イメージするうちに「好きな音楽で踊ってればいいのかも。 誰かのパフォーマンスを観たり参加するのも、自分の時間を与えてるってことでGIVE&GIVEかもしれない」と思考が都合の良い方向へ。

「せっかくだし同じ時間を共有する人に何かあげたい。私は何ができるだろう?」想像するだけでワクワクしてきました。競争社会で利益ばかり追求する私たちは、「〇〇すべき」「〇〇しなきゃ」と謎の強迫観念に囚われがち。バーニングマンはそんな現代社会に疑問を呈してくれます。この企画の凄さに、ハッと気づきました。世界の名だたる経営者も参加する、と聞いたことがありますが、なんだか納得です。

参加するにはいくらかかるの?

でも、再び現実的な私がカムバック。

「バーニングマンに行くには何が必要で、いくらかかるんだろう?」

一般サラリーマンの私には、自由を得るための金銭事情が最も気になりました(笑)そんな時、この記事を発見。

“BURNING MAN: THIS IS HOW MUCH IT REALLY COSTS TO GO” (バーニングマンへの参加コスト)

”DJ mag” の記事ですが、2017年に米TIMEマガジンの金融コーナー ”MONEY” に掲載されたものがベースです。少しアレンジされていますがほぼ同内容です。参加費用概算は、以下のように書かれています。

バーニングマンに4日間キャンプで参加した場合の1人あたり必要なコストは、

トータル 2,218USドル!(本日2019年1月23日のレートで、約 243,000円)

これが掲載元サイトの試算です。荒野のど真ん中の開催のため、なかなかシビアなコストですよね。でも、この試算はおそらくアメリカ国内在住者の場合。日本からとなれば、さらに航空券代も上乗せとなり必要コストはアップします。

参加にはある程度の金額が必要ですが、その価値は計り知れないですね!

 


※以下、英数字の各種価格は上記DJ Mag記事の引用です。横に日本語訳と詳細を追記してみました。日本から持参して出入国できるかどうかなど諸々の詳細はわかりかねるので、あくまでもご参考までに!

Getting There(バーニングマンへ行くには)

$450: Ticket + fees・・・バーニングマンのチケット代
$427: Round-trip average airfare to Reno estimated by Hopper (or fly straight into Black Rock City for an average $1,250)
・・・航空券&ホテル予約アプリ ”Hopper” で見積もったリノ・タホ国際空港への往復航空チケット代。おそらくアメリカ国内で往復した場合の平均金額。(※ブラック・ロック・シティへの直行便だと平均1,250ドル。)
$80: Vehicle pass・・・車両パス
$130: Car rental from Reno Airport (or book an $800 RV for a four-day trip)・・・リノ・タホ国際空港からのレンタカー代(4日間RV車を予約したら800ドル)※米タイムマガジンが掲載していたレンタカーサイトリンク→outdoors

Food & Drinks

$135: Covers a few fresh groceries plus a supply of dehydrated camp food packets・・・新鮮な食材とキャンプ用ドライフードパック。4日間必要な分。

$3: Pop-Tarts variety pack・・・アメリカのお菓子
$18: Beef jerky
$18: Trail mix
$30: Four 5-Gallon Water Carriers (Organisers recommend bringing 1.5 gallons of water per person per day)・・・持ち運べるウォーターボトル(※主催者は、1日 1.5ガロン/1人 の水を持参することを推奨している)
$10: Gatorade 12-pack
$42: Two 18-packs of Corona beers
$30: Soft-side cooler
$32: Ice (Available on site for $4 per bag)

Survival Supplies

$30: Re-usable bottle ・・・携帯浄水ボトル
$20: First-aid kit ・・・救急セット
$10: Sunscreen ・・・日焼け止め
$16: Particle/dust mask (Or alternatively you could skip this and use an old scarf)・・・口元を覆うためのマスクやスカーフ
$10: Goggles (protect your eyes during dust storms)・・・ ゴーグル。砂埃から目を守る必需品!
$5: Ear plugs ・・・耳栓
$16: Emergency toilet・・・ 緊急トイレ
$5: Hand sanitiser ・・・ハンドサニタイザー
$12: Garbage and recycling bags
$10: Fire extinguisher (in case you feel the urge to burn your art) 
$15: All-in-one tool・・・ アウトドアマルチツール
$10: Duct tape
$10: Headlamp・・・ヘッドライト
$17: Camping lanterns・・・ランタン(LED)
$10: Car phone charger
$30: Small gas can & extra gas (stations are few and far between)

Toys & Camp Decor

$65: Used bike (don’t spend a lot for a set of wheels, because the Playa dust will never come off)・・・使い古した自転車(会場の荒野を移動するため)。汚れが着くと落とせないので、新しい自転車は買わない方がベター。
$9: Glow sticks
$23: Cabana or shade structure
$13: Solar lights to decorate your campsite
$250: Costumes・・・コスチューム。これは大事!! 

Camping

$100: Tent & heavy-duty stakes
$80: Camp stove (you’ll need if you want hot food)
$37: Warm sleeping bag
$10: Portable shower

Total Cost: $2,218

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この記事を書いた人

音楽・楽器演奏を愛するWebディレクター、一児の母。経験楽器はバイオリン、ピアノ、フルート、エレキベース、ハープ、DJ(CDJ/PCDJ)などなど。楽器や機材に囲まれて暮らしています。
アマチュアオーケストラやバンドに参加したり、BarやClubでDJしたり。幅広い活動を通じて出会った方々から得た知見をもとに、記事を企画・更新しています。

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