バイオリン教材、たったの30分で弾ける!【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】は、楽譜が読めない人でも気軽にバイオリンが始められる独学セットです。バイオリンだけでなくピアノ、サックス、ウクレレ、ギターなど、楽器初心者向け独学教材を多く取り扱う「株式会社グッドアピール」が販売しています。
ところで、バイオリンを始めるのに、こんな心配はありませんか?

今回は【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】を実際に使って徹底レビュー!本当に30分で弾けるの?買って損しない?など、購入前に知りたいポイントを徹底解説します。
楽器を持っていない人のために、教材と楽器がセットになった【レッスンDVD&楽器セット】もあるので安心ですよ。
「初心者向けヴァイオリンレッスンDVD」を選んだ5つの理由
私が【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】を選んだ理由は、以下の5つです。
1. 初心者には「30分で弾ける」成功体験が重要
バイオリン初心者は、まず一回めのレッスンで「楽しい!」「私にもできる!」と演奏する楽しさや手応えを感じるのがベストです。
私が以前通っていたハープの教室は、楽譜が読めない人や初めてハープに触る人でも、体験レッスン当日に1曲弾けるように教えてくれました。実際、名曲「アメージンググレース」を当日弾けるようになり、とても幸せな気分になったのを今でも覚えています。
そのレッスンとの出会いで「どんな楽器も1回目が大切だし、意外とできちゃうんだ!」と驚き、「楽器の習得は難しくて時間がかかる」という意識がガラッと変わりました。



2. 初心者に優しい価格設定
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】 は、3万円台で教本やDVDが揃い、良心的な価格です。
バイオリンのレッスン料金相場は、都内だと1時間5,000〜10,000円程度。月2回以上通うと高いですよね。初心者は「続けられるかな?」と心配になったり、レッスンに通うのを躊躇する人もいるでしょう。
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】なら、 32,780円(税込)でレッスンDVD、解説本、楽譜など一式が手に入ります。DVDなので「あれ、ちょっとわからなかったな」なんてポイントがあれば、巻き戻してチェックできて便利ですよ。
3. レッスン教本の選曲が良い
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】は、誰でも聞いたことがある8つの名曲でバイオリンを学びます。
- きらきら星
- 歓喜の歌(ベートーベン交響曲第九番)
- アメイジング・グレイス
- 見上げてごらん夜の星を
- アイネ・クライネ・ナハトムジーク
- カノン
- 誰も寝てはならぬ
- 情熱大陸
「1.きらきら星」からスタートして徐々にレベルが上がり、最後は葉加瀬太郎さんの「情熱大陸」にチャレンジします。どの曲も初心者でも弾けるようにアレンジしてありますが、なかなか本格的ですよ。
4. 名曲で練習すると飽きにくい
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】は、知っている曲で練習するので飽きにくいです。
バイオリンレッスンは、鈴木メソッドなど定番のバイオリン教本を第1巻からレベルをあげて習得していくのが典型的です。でも、この定番の教本が誰にでも合うとは限りません。実は私が鈴木の教本が合わなかったひとりです。
私はバイオリン初心者の頃、クラシック楽曲がそこまで好きではなかったので、課題曲の練習がとにかく苦痛でした。課題曲が自分に合わないことで、バイオリン自体辞めてしまうのはもったいないです。まずは自分の好きな曲や、有名な曲をトライして、楽しさを味わうことが重要ですよ。



5. DVD教材のみ or 楽器セットで選べる
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】は、DVD教材のみ、楽器セット(アコースティック or エレキ)の2種類です。
ご家族が使わなくなったバイオリン(フルサイズ:大人用)が家にある人はDVD教材のみ、安くバイオリンをセット購入したいけれど何を買えばいいかわからない人は楽器セットを選びましょう。
バイオリンセットには、以下が同梱されていますよ。
- バイオリン本体
- バイオリンケース
- 弓
- 松脂
- 肩当て
- チューナー
- 譜面台
- バイオリン教本&DVD
- ヘッドフォン(電子バイオリンのみ)
- ミュート(電子バイオリンのみ)
通常バイオリンセット(木製・アコースティック)は税込104,280円、電子バイオリンセットは税込87,340円です。電子バイオリンの方が約2万円ほど価格が安いですよ。
「初心者向けヴァイオリンレッスンDVD」レビュー結果



「初心者向けヴァイオリンレッスンDVD」セット内容
初心者向けヴァイオリンレッスンDVDのセット内容は以下です。
- レッスンDVD3枚:1〜3弾
- 楽譜(バイオリン譜3冊、ピアノ伴奏符譜2冊):1〜3弾(第1弾のピアノ伴奏府はA41枚で封入)
- レッスン教本2冊:1弾、2〜3弾
- 指板台紙、指板シール(左手の指を押さえる目標)
レッスンDVDに合わせて教本と楽譜がついてきます。
指板台紙と指板シールは、弦を押さえる位置に目印をつけるものです。初心者は必ず印をつけてレッスンを始めるので、とても大切ですよ。
教本とDVDで、音を出す仕組みを理解できる
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】は、教本(第一弾)でバイオリンの基本構成を学びます。バイオリンを初めて触る初心者も安心のわかりやすい解説です。
バイオリンを簡単に説明すると、右手でもった弓に着いている毛を、本体に張られた4本の弦(バイオリン本体の金属製の系)の上を滑らせ、弦に摩擦を加えることで音を出す楽器です。バイオリンの本体で共鳴させて音が鳴る仕組みです。
左手の指で弦を押さえて、「ドレミ」など音階を調整します。左手の指を何も押さえないでことを「開放弦」と言いますよ。最初に各弦の名称と、開放弦の音や音の出し方を学びます。
これを一度で覚えられる人はまずいません。「D線てなんだっけ?」と思ったら、テキストを振り返れば大丈夫です!



準備時間を除けば、30分で「弾ける」
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】は、準備時間を除けば初めての人でも30分で最初の課題曲「きらきら星」が弾けます。
バイオリンは、右手でもった弓の毛を、弦の上を滑らせ摩擦を加えることで音を出します。左手の指で弦を押さえて、「ドレミ」など音階を調整する仕組みです。左手の指を何も押さえないでことを「開放弦」と言いますが、この開放弦の状態が多い曲からスタートするので簡単です。
楽譜にドレミ・指の番号が記載されている
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】の譜面は、各楽曲3タイプあります。
- ドレミ・指の番号が記載された譜面
- 指の番号が記載された譜面
- バイオリンとピアノの譜面(ドレミや指の番号なし)


ドレミ・指の番号が記載された譜面
楽譜が読めない初心者が一番初めに使うのは、ドレミと指の番号が記載された譜面です。バイオリンは人差し指、中指、薬指、小指を使って弦を押さえます。
番号の「0」は弦を押さえない開放弦、「1」は人差し指、「2」は中指、「3」は薬指、「4」が小指です。


指の番号が記載された譜面
楽譜が読めてドレミがわかる初心者は、左手の指の番号だけが記載のある譜面からスタートできます。


バイオリンとピアノの譜面(ドレミや指の番号なし
ピアノと合わせて弾く「ピアノ譜」には、ドレミも指の番号の記載もありません。
ここを乗り越えよう!初回の準備は数時間かかる可能性がある
バイオリンなどの弦楽器は、弾くまでの準備が必要です。ピアノのようにいきなり弾き始められません。
- 初めてバイオリンに触る人
- 楽譜が読めない人
- セッティングを手伝ってくれる人がいない人
このような人は、初回の準備に数時間かかる可能性があります。
バイオリンの準備には、弓に松脂(まつやに)を塗る、チューニングする、この2工程が必ず必要です。何年も経験がある人は、数分で終わる準備ですが、初めての人は戸惑います。
ただ、ここさえ乗り越えれば、30分で最初の課題曲「きらきら星」が弾けますよ。



「弾ける」とは「音を出して楽しめること」
どの楽器にも言えることですが、「弾ける=先生のように綺麗に弾ける」ことではありません。コンクールに出るようなスキルを身につけなくても、楽器は楽しむことは最も重要!
動きがぎこちなかったり、ギーっという音がでてしまっても、「なんとなく曲っぽく仕上がった!」というだけでも自分に合格点をあげましょう。



池田先生が魅力的
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】は、講師である池田晴子先生のレッスン内容がわかりやすく、耳障りの良い声でゆっくりお話ししてくれるので聞き取れます。60代以上のご高齢の方も安心ですよ。先生のお人柄もチャーミングで、誰もが好きになってしまいます。
四分音符(♩)一拍の長さに3拍の音を均等に入れる「三連符」の説明も、「一拍を0.3333….と考えているわけではなく、感覚です」といった表現で解説されていました。このような説明は初心者にとってわかりやすく、ありがたいですよね。
池田先生は、名だたるミュージシャンのバックバンドをご担当された一流ミュージシャンですが、レッスン内容は初心者に寄り添っていて親切です。



教材がわかりやすく、使いやすい
音楽理論がわからなくてもOK
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】は、第一弾から徐々にレベルが上がっていきます。楽譜の記号など音楽のルール「音楽理論」に関する知識がなくても大丈夫です。
第一弾では教材とDVDでバイオリンの準備方法や音の出し方、シンプルな楽曲を学びます。
DVDでピアノ伴奏を流しながらバイオリンを弾ける
レッスンDVDには、課題曲のピアノ伴奏が入っています。一緒に弾けるのは楽しいですよ。
第三弾の内容はなかなか本格的
レッスン教本・DVDが第3弾のレベルまでくると、課題曲にも「カノン」や「情熱大陸」が登場して本格的です。
第3弾には、音を震わせる「ビブラート」や二つの弦を同時に弾く「重音」などの奏法が登場します。音を半音下げる記号「♭(フラット)」も、第三弾に出てきますよ。
でも、第3弾まで進んでも、いきなり難易度が上がるようなことはありません。
バイオリンの音程をとる左手には「ポジション」があります。ポジションは左手の親指の位置のこと。【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】では、親指を最も基本的な位置に置く「第1ポジション」のみで楽曲を弾きます。
バイオリニストが左手の親指をボディ部分に置いて、小指を思い切り伸ばして高音を弾いているシーンを見かけますよね。あの「第7ポジション」といったハイポジションへの移動はないので、初心者も楽しみながら第三弾まで学べます。



電子バイオリンセットは、ヘッドホンで練習したい人向け
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD&楽器セット】 は、DVD教本と楽器のセットです。一般的な木製のアコースティックバイオリンと電子バイオリンの2種類があります。今回は私は、電子バイオリン(エレキバイオリン)セットを試してみました。
電子バイオリンは電池で音を出すバイオリンです。ボディ部分で共鳴させずに、ヘッドホンやアンプといった外部出力装置から音を出すので、一般的な木製のアコースティックバイオリンよりも音が小さいメリットがあります。
同居のご家族がいて大きい音を出したくない、なとヘッドホンで練習したい人にはおすすめです。ただ、小さくても音は鳴るので、深夜の練習ができるかどうかはご自宅の環境によること押さえておきましょう!
電子バイオリンセットのレビュー、使い方は以下の記事でご紹介します。
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初めてのバイオリンの準備方法
初めてのバイオリンの準備は、以下の流れです。
- 弓に毛に松脂(マツヤニ)を塗る
- 調弦(チューニング)する
- 指板にシールを貼る
実にシンプルなのですが、初めてバイオリンを触る人はちょっと時間がかかります。
1. 弓の毛に松脂を塗る
バイオリンは弦に弓の毛で摩擦を加えて音を出しますが、弦に触れる部分の毛に松脂(マツヤニ)を塗らないと音が出ません。購入したばかりの弓の場合とくにたっぷり松脂を塗らないと、弓がしっかり弦をキャッチせずスルスル滑って掠れた音しか出ないので注意です。
2. 調弦する
バイオリンは、4本の弦をチューニングするところからスタートします。チューナーを起動させ、各弦の音を合わせましょう。
本体先端のペグ、または顎当て付近についている各弦のアジャスター(ネジのような部品)を回しながら調整します。ペグを手前に回すと弦が緩み、音が低くなります。逆に反対側に回して弦の張りを強めると、音が高くなりますよ。
この時にいきなりペグを強く回すと弦が切れてしまうことがあります。音を高くするときは、少しずつ調整しつつ、ペグを穴の奥に入れるような力を加減しながら調弦しましょう。
3. 指板シールを貼る
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】には、指板シールがついています。指板シールとは、弦を指で押さえる時の目印です。上の写真のように各音の目印をつけます。指板シールの貼り方はレクチャーがあり、下に置いたシートにあわせてシールを貼ればOKでした。



「初心者向けヴァイオリンレッスンDVD」のメリット・デメリット
「初心者向けヴァイオリンレッスンDVD」のメリット
- 初回の準備時間を除けば、確かに30分できらきら星を弾ける
- 教材とDVD内容がセットになっているので、独学したい人はぴったり
- 第1ポジションや開放弦を使い、簡単に名曲が弾ける
- 先生のレッスンが初心者に寄り添っていてわかりやすい
- 楽譜が読めなくても指の番号通りに左手の指を押さえればOK
「初心者向けヴァイオリンレッスンDVD」のデメリット
- 初めての独学は、調弦や指板シールなどの準備に戸惑う可能性が高い
- DVDでピアノ伴奏シーンだけを繰り返せない
まとめ
いかがでしたか?
【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】は、バイオリンを独学したい人、家でチャレンジしたい人にぴったりのセットです。
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