2020年から続くコロナ禍。
いま海外に渡航するのは、ビジネスの出張や赴任・留学・帰国など、どうしても長期滞在が必要なかたがほとんどだと思います。
私には、この一年間に海外に行かなければならなかった知人が数名います。彼らの滞在先は、到着後約2週間のホテル隔離が義務付けられている地域でした。隔離生活は部屋の外に出られず、本当に辛かったそうです。
そんな中、私の親族にも海外に行かなければならない者が。私は知人の体験談をもとに便利グッズを集めて彼女にプレゼントしました。それがとても役立ったそうで、持参したものなどもご紹介しようと思います。
この記事では、
✅ 海外ホテル隔離で困ったこと
✅ 海外ホテル隔離にオススメな持ち物
✅ 出国前にチェックすべきこと
を解説します。
この時期、どうしても海外に行く必要があるかたは、ご本人だけでなく、日本に残されるご家族も、とてもご不安だと思います。少しでも参考になれば幸いです。
Contents
ホテル隔離生活では「食事」と「水」が課題
まず、知人にホテル隔離生活できつかったことを聞いてみました。
食事が合わなかった…
私の知人の渡航先は、アジア(シンガポールなど)と欧米です。みな口を揃えて言うのは、「ホテル隔離中の食事が合わなくてつらかった」こと。
ホテルのルームサービスをオーダーする形式だった人は、味はとても美味しく満足していたそうです。ただ、ボリューム満点な洋食を朝・昼・晩と3回食べるのは無理だったとのこと。毎日、1食だけルームサービスをオーダー + 日本から持ってきた軽いものを食べる、という感じでだいたい1日2食で過ごしていたと言っていました。
ペットボトルの水をもらえない地域がある
ペットボトルの水があまりもらえなかった知人も。彼の滞在先は水道水が飲める地域で、ホテルのスタッフさんにペットボトルをもらえるか聞いたところ「この地域は水道水が飲めますよ」と言われたそうです。
彼はかなりポジティブな性格なので「水道水飲めるのか!じゃあそれでいいや」と思い、気にせず飲んで過ごしたそうです。ただ、水道水に関しては個人差があると思います。私は神経質な性格なので、そのまま飲むのは気にしちゃうな、と思いました。
また、他の知人は、ホテル側に都度ペットボトルを持ってきてくださいとお願いするのがめんどうだった、とも言っていました。後ほど紹介しますが、携帯用浄水器を持っていくと隔離中は便利です。
渡航前にホテル隔離生活を徹底的にイメージ!
渡航前に、ホテルから2週間出られない生活を徹底してシミュレーションすることをおすすめします。食べたいものや水に不自由するかもしれないこと、洗濯も部屋で自分ですることなど、どんな生活が待っているかをしっかりイメージして、自分に何が必要か考えて持ち物を用意しましょう。
とくに女性は生理用品も普段より多めに持っていくと安心だと思います。また、食事が合わずストレスも溜まった知人は、胃薬がとても役立ったと言っていました。
海外ホテル隔離にオススメな持ち物
それでは、知人や親族の体験をふまえ、さっそくおすすめな持ち物をご紹介します。
*今回はおすすめな持ち物に関する記事です。ご紹介した製品が、渡航先の国や地域・滞在先ホテルによって持ち込めない可能性もあります。あくまでも「おすすめ」なので、実際にご持参されるかはご自身の判断でお願いします。
*以下商品はアフィリエイトリンクです。クリックされたくないかたは、商品名を直接検索してみてください。
1. NTS トラベルクッカー ITC-AV500 (容量1.3リットル)
まずこちら、NTS トラベルクッカー。全世界の電圧(AC100~240V)に対応している、ステンレス製の電気式調理鍋です。日本でも海外でも使えます。この鍋、めちゃくちゃおすすめです。
NTS トラベルクッカーのおすすめポイント
✅ ステンレス製で強度が高い
✅ 鍋にヒーター部分を収納できる
✅ 全世界の電圧(AC100~240V)対応
✅ 対応電圧が自動切り替えされる
✅ 鍋にメモリ(300ml~900ml)がある
✅ 付属品が充実◎
NTSトラベルクッカーのサイズは、 本体(ヒーター部): 高さ8.3cm × 直径12.4cm、鍋: 高さ9.6cm × 直径12.4cmと小型です。しかも鍋部分に本体ヒーターを収納して一つにまとめられるので、スーツケースでの持ち運びに適しています。

付属品が充実しており、プラスチック製のどんぶり、先われスプーン、Aタイプ/Cタイプ変換プラグ、専用ケースがついてきます。
トラベルクッカーひとつで、焼く、炊飯、インスタントの温め、ラーメンなど、マルチな調理が可能。鍋には300-900mlのメモリが100ml単位でついているのも便利です。ラーメンを作る時に500mlの水を一発で計量できるのって、嬉しすぎますよね(ラーメン好きには最高)。
シリコン製電気ポットを買うか迷っていましたが、こちらにして良かったと思いました。
実際使ってみて、便利さを確信
親族へのプレゼントだし、「実際ちゃんと使えるか試してみよう!」ということで、開封。本人に渡す前に自宅で使用してみました。
初めてお湯を沸かした時、なんとなく金属の匂いが気になり、そのお湯は捨てました。あらためて鍋に水を入れ、お湯を沸かし直したら、それほど匂いも気にならなかったです。
たまたま家にあったインスタントラーメン「日清 ラ王」を作りましたが、「これってラ王専用鍋なの!?」と思うほどに、麺がジャストサイズでした(笑)
親族は、朝コーヒーを飲んだり、インスタント味噌汁を作るために、このトラベルクッカーでお湯を沸かしたそうです。ホテルのポットを使いたくないな、というかたにもおすすめです。
Amazonから買う予定でしたが、当時品切れだったので、楽天の「海外電気CLUB」さんから購入しました。聞きたいことがあり電話で問い合わせましたが、質問にも親切に回答してくださり、商品も早く届いて満足。こちらのショップもおすすめです。
<製品スペック>
電源 : AC100-240V(50/60Hz) *対応電圧 自動切り替え式
定格消費電力:350W。
サイズ:本体(ヒーター部)高さ8.3cm × 直径12.4cm/ 鍋 9.6cm × 直径12.4cm
満水容量:1.3リットル
本体重量: 約1.1kg
電源コード長さ:1.1m。
付属品:どんぶり、スプーン、専用ソフトケース、Aタイプ変換プラグ、Cタイプ変換プラグ 取扱説明書(英/日)
安全装置: 温度過昇防止機能(自動復帰式)、温度ヒューズ
プラグ:アース付Aタイプ
2. 携帯用浄水器(ブリタ 浄水器 ボトル カートリッジ 1個付き 600ml)
こちらも購入してプレゼントしました。飲みながら水をろ過できるそうですが、水道水を夜セットしておいて、翌朝コーヒーを淹れる時に使ったりもしていたそうです。カートリッジ1個で約150L(500mlのペットボトル約300本分)ろ過できるので、ホテル隔離生活が終わってからも、お仕事や学校に持って行けますね。
3. サーモス カップ
コーヒーや紅茶を飲む時だけでなく、お味噌汁などスープ類を飲む時にもおすすめです。サーモスのカップはひとつ持っていくと便利です。
4.インスタント食品
とくに食品に関しては、渡航先の持ち込み制限をしっかり確認することをおすすめします。例えばアメリカ・カナダは肉類の持ち込みに大変厳しく、肉エキスが含まれるインスタントラーメンすらNGな場合も。
*以下製品はあくまでも参考です。渡航先の条件をお調べください。
5.インスタントコーヒー
6. サプリメントなど
ホテル生活で野菜不足になったので、サプリがあって良かったと言っていました。ホテル滞在中の食事が合わなかった知人は、持参した胃薬が役立ったそうです。
常備薬は忘れずに!
7. 洗濯用品
洗濯物を手洗いするときに、折り畳みバケツがあると便利です。こちらの製品は、コンパクトでおすすめ。他には、洗濯バサミ、洗濯洗剤なども必要ですが、これらは100均で購入するとコスパが良いと思います。
8.お箸・食器を洗うグッズ
ちょっとした調理用及び食事用に、お箸を一膳持っていくと便利です。また、小さめな食器洗い用スポンジ・食器用洗剤などもあると◎!これらも100均で購入できると思います。
9.使い捨てマスク・衛生用品
マスクは日本からある程度の枚数持って行くと便利です。また、手ピカジェルwebサイトには以下のような記述があります。
【国際線】 「航空機内への液体物持込制限」により、あらゆる液体物を手荷物として持ち込む場合には100mL以下の容器に入れ、それらを1L以下のジッパーのついた透明プラスチック袋に入れる必要があります。したがって、手ピカジェル(60mL)は航空機内に持ち込むことができますが、手ピカジェル(300mL)は航空機内に持ち込むことができません。
60mlタイプの製品を購入すると安心ですね。
10. その他おすすめなもの
これらは滞在先のホテルのアメニティや状況によってだいぶ異なると思いますが、参考として書いておきます。
✔️ 海外対応ドライヤー
✔️ タオル(3枚程度あると便利)
✔️ 歯ブラシ・歯磨き粉
✔️ 渡航先に対応した延長コード・充電ツール
渡航前にチェックすべきこと
渡航先の情報を毎日積極的に収集する
渡航先の状況は、急に変わることも多いです。搭乗予定だった飛行機が欠航になったり、旅行者の隔離条件が変わったり。ビジネスで出張されるかたは会社や代理店が助けてくれるかもしれませんが、自分でも情報収集するのがおすすめです。
渡航先によっては、日本語で地元情報を発信しているサイトがあることも。以下にカナダの場合を書いておきますね。
カナダ・バンクーバーの例
私は数年前、個人的にバンクーバーに超短期留学をしました。滞在後バンクーバーが大好きになり、今でも情報サイトをチェックしています。コロナ禍のいま、とても役立つと感じたサイトを以下に紹介します。もし渡航先がバンクーバーのかたは、参考にしてみてください。
日本語でバンクーバーのニュースなどを紹介しているサイトです。SIMカードや交通など、暮らしに関する情報も充実しています。
こちらは英語ですが、最新のニュースがチェックできます。
・トクモバ
カナダで使うsimカードを日本から購入できます。渡航前にsimを購入・手続きしておけば現地に到着してすぐ使えます。
まとめ
出張や留学など、それぞれの理由で海外にいかなければならないかたに向けて、私の知人の体験談を書いてみました。
ご不安なことも多いかと思いますが、どうかお気をつけて渡航されてくださいね。
皆さんのお仕事や留学、新しい生活が上手くいくよう願っております!