私はかなり内向的な性格です。アクティブに活動しているように見られますが、それらはほとんど一人で出来ることばかり。共通点がある人や気心知れた仲間、興味関心が似ている人との交流は心置きなく楽しみますが、自分から積極的に人を誘って遊びに出かけたり、頻繁に連絡を取ったりはしません。
内向的な人にSNSは向いているが、疲れやすくもある
SNSは人と会わなくても効率よくコミュニケーションが取れるので、内向的だったり会話より文章で伝えることが好きな人には良いツールだと思います。私も好んでよく使っていました。
その反面、やはりストレスになることもあります。なんとなくアプリを立ち上げては長時間見てしまい、目的と全然違うニュースにたどり着いていたり。誰かのポストになぜか心がざわついたり。
パワーを得るか、消耗するか
人は大きく分けて2種類のタイプに別れるかと思います。
・人と会ってパワーを得るタイプ
・人と会ってパワーを消耗するタイプ
私はどちらかと言えば後者で、自分のコンディション次第でかなりのパワーを消耗します。対面のコミュニケーションを取ったあとの気持ちの切り替えも下手なので、次のことに集中するのに時間がかかることも。
私のように人に会って疲れることが多かったり、気持ちの切り替えが苦手なタイプは、SNSに関しても同じく消耗するのかもしれません。人のポストをみても自分がアップしても、なんだかスッキリした気分にならなかったり。
ウンザリしてる人は多い?
今年バズっていた”dudewithsign”のインスタ。ひとこと書かれたダンボールを男性が掲げるだけというシンプルなアカウントなのに面白いです。日本で言う「フリップネタ」でしょうか。
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私もSpotifyをシェアしまくっていたので、反省しました(笑)”dudewithsign”のポストのなかには150万を超えるLikeが付いているものも複数あり、共感の高さが伺えます。
スマホを見る時間が急増
たまにiPhoneのスクリーンタイムをみて「うわ、今日こんなにたくさんスマホ見てたのか…」とへこむことがあります。
最近MarkeZinでこちらのニュースを読みました。
スマホでの情報収集、動画の利用が拡大/若年層ほど企業のSNS発信に反応する傾向【Glossom調査】
記事によると、スマートフォンで情報収集する1日の平均利用時間は、2020年は「126.6分」。これは2019年と比較して13.0%も増えているそうです。さらにSNSの利用時間が著しく増加していて、2019年比で26.9%増、1日平均利用時間が「67.1分」とのこと。
こうやって数字でみると、自身の使い方も反省してしまいます。通勤や通学時間帯、もしくはランチ時間など、ふとした瞬間のSNS利用時間を合計すると、確かに1時間を超えてしまうこと珍しくないですよね。
使い方を変えてみよう!
SNSを娯楽や便利なツールとして楽しんでいるけれど、自分に合った使い方はできていない。外出自粛期間中、いつにも増して長時間SNSを見てしまったこともあり「そろそろ本気で使い方を考え直したほうがいいかも」と思い立ちました。
工夫して使い始めて数ヶ月たったいま、ストレス軽減にも繋がったのでこちらに書いてみることにします。
1. SNSは連絡先、趣味・仕事のために使う
「いっそのことSNSのアカウントを全部消そうかな…」
私はアカウントを消そうか迷うことを繰り返してきました。頻繁にアップしていたので矛盾しているのですが、精神面や時間的にも、いっそのこと無い方がいいかもと思うことがありました。アカウントを消そうか迷う人はなかなか多いようです。実際アカウントを削除した友人が何人かいます。
でも、アカウントを削除したことで今まで出会ったご縁が切れてしまうのもさみしいものです。友人が企画したイベントの招待など、アカウントがあった方が便利な場面もあります。そのためSNSは連絡用と、自分の趣味の情報を調べるために使うことにしました。好きなDJやアーティストのポストのチェックに、SNSは欠かせません。
2. アプリの使用時間を制限をする
最近、facebook, Instagram, Twitterの3つのアプリのトータル使用時間を1日15分にしています。iPhoneユーザーなら、「設定→スクリーンタイム→APP使用時間の制限」で制限をかけたいアプリと時間を設定できます。
制限時間がフルになるとアプリを起動できなくなります。ホーム画面を右にスライドさせると「Siriからの提案」にアプリのアイコンが並びますが、制限時間を超えたアプリはそこにも表示されなくなります。
初めて制限をオンにした日、朝起きてSNSを見ていたらあっという間に制限時間になりました。その日一日、アプリを開くことはできません(夜中の0時に制限は解除されます)。なるほど15分はあっという間です(笑)
そのまま制限をかけた生活を続けていると、次第に3つのアプリをトータルで5分ほどしか見ない日も増えてきました。今ではインスタのストーリーで友人がアップしていたら、それを見る程度の日もあります。
もちろん使用時間延長や制限をオフにすることができるので、何か調べたり仕事で必要な時は時間制限をオフにすることもあります。でも基本は1日最大15の制限をかけたままです。
3. 特に、朝は見ない
こちらはとても共感した動画です。朝にその日のストレスを予測してしまうと、集中力やパフォーマンスが落ちるといった内容です。「その日のストレスの予測」とは少し異なるかもしれませんが、私にとってSNSをみることは楽しいことでもありストレスにもなりうるので、特に朝はみないようにしています。
4. ポストしたい気持ちを1分我慢!
私は何か面白いものや、良い曲を見つけるとすぐシェアしたくなる人でした。でも、シェアやポストした後にモヤモヤしたりスッキリしない気分になることも多かったのです。
この話をしていたら、友人も同じように感じていたそうです。「ポストするとなんだかんだ他人からのリアクションも期待しちゃうしね」という結論になりました。そう、やっぱり他人の目が少なからず気になるのです。ましてや、私は対面のコミュニケーションでも気持ちの切り替えが下手なタイプ….。リアルの人間関係と同じく、SNSにも適度な距離感が必要だと感じました。
最近では何か美味しいものを食べたり面白いものを見つけたりしてシェアやポストしたくなったら、すぐアップせずに1分ほど時間を置いています。不思議とアップしたい欲求が和らぎます。
5. 今までのポストを整理する
かの有名な「トキめかないものは捨てる!」という考えはSNSにも当てはまると思います。facebookを約10年前から使用していましたが、今までの投稿で「これは消してもOKだな」とパッと見て感じるものは深く考えずに削除してみました。
facebookはなかなか便利で、投稿を50個まで一括で消せる機能があります。自分のページを表示、新規ポストの下にある「投稿を管理」に進むと、ポストを選んで削除(もしくは非表示に)することが可能です。
インスタ自体には一括削除機能がないようで(もしかしたらあるのかも?)、ひとつひとつ選んで消しました。そして両アプリとも、好きな写真だけを残しました。この作業を通して不思議だったのは、何かアップしたいという欲求が少なくなったことです。ポストする頻度は格段に減ると思います。
6. ホーム画面からSNSのアイコンを消す
私は基本的にfacebook, Instagram, Twitterの3つのアプリには、 iPhone上で一日計15分の時間制限を設けています。それでも、時間制限を超えて見ようとしてしまうことが、ないわけではありません。
私は今月から、facebookとInstagramのアイコンをiPhoneのホーム画面から消すことを試しています。Messengerアプリはホーム画面上に残しているので、facebookの友人から連絡をもらってもチェックできます♪
特にInstagaramはストーリーが気になってしまい、私自身ちょっとしたことをアップする癖もあったので、一旦さらに距離を置いてみようと考えました。
facebookもInstagramもPCで作業するときに1日一回見ています。Instagramにメッセージをくれた友人には、このときPC上でチェックして返信しています。
今後旅行などで特別な体験をするとき、再度Instagramをインストールしてポストしようと思います。都度インストール・アンインストールをするのも良いかもしれません♪
SNSをやらない幸せ
私は長年アカウントを消すか消さないかで迷ったタイプなので、そのまま残すことを選びました。けれど私の友人には最初からアカウントを持たない人、アカウントを持ってるけどパスワードを忘れてアクセスできない人(というかアクセスしようと思ってない人)が何人かいます。
全員の共通点は超マイペースです(笑)人それぞれネットやSNSとの付き合いかたはありますが、彼女たちの面白い話を聞いていると、幸福度がとても高いように感じます。
内向的でSNS疲れを感じているかた、アカウントを消すか迷っている方は、まずはアプリの時間制限、ポストの整理、もしくはホーム画面上からアプリを必要なとき以外アンインストールすることから始めてみると良いかもしれません。