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【レビュー&音楽解説】映画『1917』をIMAXレーザーGT/グランドシネマサンシャインで鑑賞!

私は気に入った作品があると映画館に2回以上足を運ぶことがある。「1917」はまさにそれで、近く再訪を予定している。映像だけでなく脚本や俳優陣の演技も素晴らしく、深く心に刺さる作品だった。「プライベート・ライアン」や「ダンケルク」が好きなら、二度観に行くかたも多いかも。

【あらすじ】重要任務を与えられた兵士の「1日」をリアルに描く

第1次世界大戦開戦から約3年経過した1917年のフランス。ある日イギリス軍の若い兵士スコフィールドとブレイクに、将軍命令が下される。それはドイツ軍を追撃中のマッケンジー大佐率いる部隊へ、「作戦中止」を知らせる伝令を届けろというもの。敵地(ノーマンズランド)を駆け抜ける無謀なミッション。彼らを数々の危険が待ち受ける。

 

どの映画館で観るか

全編ワンショットに見える特殊撮影。このメイキング・ムービーを見て「こりゃすごい!」と素直に感動した私は「公開したらどのシアターに行こうか、、、」とかなり迷った。そんなとき、アカデミー賞で撮影賞、録音賞、視覚効果賞の3部門を獲得したことや、既に鑑賞済みのかたの感想をReddit で見たりと、色々情報を集めたうえで映画館をきめてみた。

 

「1917」はIMAXがおすすめ!

結果「1917」はIMAXを選んだのだが、鑑賞当日、映画館スクリーン入口でこんなポスターを貰った。

 

ポスターには”See up to 26% more picture only in IMAX theaters.(IMAXでのみ、一般的なスクリーンより最大で26%範囲が広い映像を見れる)”と書いてある。

 

こちらはアベンジャーズのトレイラーで、IMAXと通常のスクリーンを比較したもの。

 

ざっくり言えば「1917」もこのトレイラーの説明に近いんじゃないかな?と思う。「アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー」のIMDBTechSpecではAspect Ratioが1.90 : 1 (IMAX)。1917」のTech specも同じく1.90 : 1 (IMAX)と記載されている。

 

私は実はDolby Atomosの大ファン。Dolby Atomosでサウンドミックスされた作品は、ドルビーシアターかドルビーアトモス・スクリーンを選んでいる。直近だと「ボヘミアンラプソディ」は3回ドルビーアトモスで鑑賞した。レディ・ガガ主演「アリー/スター誕生」も同じ理由でドルビーを選んだ。音楽に関する作品や、どちらかといえば映像よりも音響を細やかに奥行きも感じたいときなどはドルビーアトモスを優先してきた。

(Dolby Atomos系の過去記事)
IMAXvsDOLBY ATMOS(ドルビーアトモス)」映画ボヘミアン・ラプソディの感動が倍増するのはこちら!
「アリー/スター誕生」をドルビー・アトモスで鑑賞!迷いを抱えた全ての人へ
最高のオフライン体験!ドルビーアトモスで生まれ変わる「カラヤン・シネマ・クラシックス」

 

一方「1917」は全編ワンショットのような作風や、アカデミー賞で撮影賞、視覚効果賞を獲得しいることから、今回は映像に重点を置き、視野の広いIMAXを選んでみた。

 

「IMAXレーザーGT」の鑑賞がさらにオススメ!

今回はIMAXのなかでも「IMAXレーザーGT」をセレクト!関東にも去年ようやく導入シアターができたのだ。

 

IMAXレーザーGTとは?

IMAX®レーザー/GTテクノロジーとは、シネコンとしては日本最大級、ビル6階建てに匹敵する高さ18メートル超、横幅26メートル超の誰もが圧倒される巨大スクリーンに、日本初の高解像度の4Kツインレーザープロジェクターで、通常の映画館では再現できなかった明るさ・コントラスト・カラーを鮮明に映し出し、本当に映画の中にいるかのような体験を味わえます。(109シネマズ大阪エキスポシティサイトより)

「IMAXレーザーGT」は、ビルの6階建相当の巨大スクリーン高画質映像に加え12chの次世代サウンドシステムを搭載したことで、観客が音に包まれるような環境を実現している。現在国内の「IMAXレーザーGT導入」シアターは、109シネマズ大阪エキスポシティ東京・池袋のグランドシネマサンシャインのふたつ。以前エキスポシティで「IMAXレーザーGT」を体験したことがあったけれど、その迫力は異次元だった。

関東在住の私は、去年できたばかりのグランドシネマサンシャインの「IMAX レーザーGT」をセレクト!その映像への没入感はやはり凄まじく、静かな緊張感や大迫力の爆音が響く戦闘シーンは、その場に居るかのようにハラハラ。アクション好きなわりにビビリな私は、銃撃の音に何度もビックリしてしまった(笑)(グランドシネマサンシャインに関しては記事ラストに!)

 

兵士が歌う「さすらいの旅人」(※ネタバレ)


映画では俳優であり歌手のジョシュ・スロヴィックが見事に歌い上げている。こちらがそのバージョン。

(ここは内容に触れていて、少しネタバレしています)
劇中兵士が歌っていたのは「I’m a poor wayfaring stranger(またはThe wayfarig stranger)」 という有名なアメリカ民謡(フォークソング、ゴスペル楽曲)。邦題としては「さすらいの旅人」と紹介されているのを目にしたことがある。19世紀初頭から伝わる宗教歌と言われていて楽曲誕生には諸説あり、作曲者は不明。歌詞も様々なバージョンがある。楽曲名で調べると”Funeral”とヒットすることもあり、同じくゴスペルソングで有名な「アメイジンググレイス」同様、葬儀でも歌われる楽曲のようだ。ちなみにアメイジンググレイスも作曲者不明だったりする。「I’m a poor wayfaring stranger.」は、さまよえる魂がヨルダン川を渡って聖地へ向かうという意味を持つらしい。

 

(歌詞一部和訳)
私は哀れなさすらいの旅人
この悲惨な世界を旅している
しかし、私が行く明るい国には、
病気の苦労も危険もない

私は父に会いに行く
そこではもう彷徨うことはない。
私はまもなくヨルダン川を渡り、
ふるさとへ帰って行く

 

「1917」では重要なシーンで使われている。死が目前に迫る状況の兵士たちの魂の歌であり、故郷を想う歌でもあり、鑑賞中ここで涙したかたは多いと思う。

この歌は様々なアーティストによりカバーされており、カントリー(ブルーグラス)が多いのだが、こちらはエド・シーランが多重録音で歌ったバージョン。めちゃくちゃかっこいい!

この曲に関してはClassic FMのの楽曲解説がとてもわかりやすい。

想定外の出来事が生んだ名シーン

スコフィールド役ジョージ・マッケイ(George MacKay)のインタビュー。この撮影のために6ヶ月間に渡り綿密なリハーサルがあったけれど、ジョージが爆発の中を駆け抜けるシーンで兵士役の人たちがジョージにぶつかって来るのは想定外だったそう。彼は何があってもとにかく走り続け、これは名シーンとなった。まさに”Beautiful Mistake”!

(個人的に、ジョージの大ファンになった私。この穏やかな話かた、素敵!)

 

アルフレド・H・メンデスとは

映画最後 「アルフレド・H・メンデスに捧ぐ」といった字幕が出るが、これはなんとサム・メンデス監督の祖父のこと。

祖父自身の体験談や仲間の話から着想を得ているからか、深く心に染み渡るような作品だった。ロングショットやワンショットという言葉が目立ってしまうこの作品だけど、戦争の虚しさや残酷さをしっかり伝えてくれるストーリーだ。

 

グランドシネマサンシャインは、最高に楽しいシネコン!

「IMAXレーザーGT」スクリーンは12階。レストラン・バーが併設されているんだけど、オーダーカウンターは売店としては小さく、人気の映画だと結構並ぶと思う。急ぎでドリンクだけ買いたいな、というかたは4階メインフロアの売店で購入したほうが良いかも?座席に関しては、私は映画館ではいつも半分よりも後方の席で観るので、今回はL列をチョイス。L列は足元に余裕がある設計なので、後方好きでゆったり観たい人にはおすすめ!

鑑賞後、サンセットがエモかった。夜は夜景が綺麗なんだろうな。

12階フロアの天井は巨大モニターに。なんだか斜めだな。

なるほど、外から見ると12階天井モニターがこんな感じに見えるんだ!それでモニターが斜めなのね。ちなみにこのビル、最上階14階はバッティングセンターなんだって(!)意外。

 

関東近郊の方、是非ぜひグランドシネマサンシャインに行ってみてください!もし少し遠くても、行く価値がある素敵なシネコンだと思います。

グランドシネマサンシャイン IMAXサイトはこちら