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PLAYING MUSIC

大人の楽器習得| 緊張とうまく付合い、人前での演奏を成功させる方法!

私は小学生のころ、お稽古ごとの発表会で暗譜したはずの脳内データが吹っ飛び、ステージ上で立ち尽くした経験がある。ハッと思い直し、テキトーに演奏を続けてなんとなく終わらせ、ぺこりとお辞儀をして舞台そでへ(笑)「もっと練習すればよかったーー!」と幼ながらに後悔したのだった。その後も様々な楽器を習うなかで、「人前で弾くの苦手なんだよなぁ」と思いつつも発表会への参加は続けてきた。

 

「楽しんで演奏すればOKだよ!」
「お客さんが居ないと思って弾けばいいんだよ~」

 

などと励ましてくれる人もいたが、このようなノリに近いアドバイスは受け入れがたかった。楽器を複数習ってきたけれど、「人前で演奏する」ことや「緊張との付合いかた」のハウツーを教えてもらう機会はなかったと思う。

ベストな状態で本番に挑むにはどうしたらいいのかな?と常々思っていたところ、久しぶりに発表会に参加する機会を得たので、試行錯誤して取り組んでみることに。そしてついに、思ったものに近い結果を残すことができた!抑えるべきポイントを、自分の備忘録としても書こうと思う。

本番では練習の5割~8割の成果しか出せない!

 

今まで参加した演奏会や様々な先生がたとお話するなかで気づいたのは、発表会で練習と同レベル以上の演奏ができる人は滅多にいないということ。本番に緊張しない人のほうが珍しいし、だいたい練習時の5割〜8割程度の演奏になるはず。

先程「ついに思ったものに近い成果が出せた!」とテンション高めに書いたのは、落ち着いて演奏しながら練習時の7~8割の結果を出せたと実感したからである。音程・音符的にはノーミスに近いけれど、音価(音の長さ)が微妙だったり手が滑った箇所もあり、「こんな雰囲気にしたい!」と肉付けした表現ができていなかった。

 

もちろん演奏会本番にパーフェクトな演奏をする人もいるが、そういう人はよほどの天才でない限り、普段から猛練習しているはず。仕事や子育てで忙しい大人が1週間に確保できる練習時間は、11時間×3日程度かと思う。猛練習は難しい。

この記事では、そんな大人が落ち着いて演奏会にのぞみ、練習時の8割程度の結果を目指すための準備を書こうと思う。

(こちらの記事もぜひ参考に!年齢関係なし!大人にオススメな楽器5選 & 習得のコツ)

 

<練習編~ミスを減らすために~>

1. 弾けない箇所は超ゆっくり練習、気になったことは譜面にメモ

練習曲でなかなか弾けない部分は、遅いテンポで練習し、弾けるようになったら徐々にテンポをあげていくのがポイント。普段の練習時に忘れがちなのだが、ゆっくり弾けないということは早くも弾けないのだ。

また、練習しながら譜面を読み込むうちに、意外な共通点や気になるパターンを見つけたりする。例えばピアノなど両手を使う楽器で、「左手がこの和音を弾いているときに右手はこのパターンを弾いているよなぁ」など。複雑な曲だとパターンは見つけづらくなるかもしれないけれど、自分の目印になるポイントを抑えながら弾き込むと、徐々に頭で考えるよりも先に体が自然に動き出してくる。「あれ、この曲こういう共通点やパターンがあるな」と思ったらどんどん楽譜に書き込んで意識したほうが良い。メモしないと忘れてしまうので、とりあえず鉛筆で譜面に書き込もう!

 

2. 「この曲飽きた、もうしばらく弾きたくない」と思うくらい練習する

私は今回の発表会まで約4ヶ月ほど練習期間があったが、最後の1ヶ月は発表会の曲だけを弾いていた。よくインスタのストーリーに練習中のポストをあげていたが、友人たちは「もしかしてコイツ、この曲しか弾けないんじゃ、、?」と思ったかも(笑)息抜きも必要なので通勤中は好きな曲(テクノとかロックとか)を自由に聴いていたれど、練習では基礎練以外はその曲のことだけを考えた。発表会前日は「明日でこの曲しばらく弾かなくて良いじゃん!」と嬉しささえよぎった。

 

3. 本番さながらの状態で弾いてみる

練習時に本番さながらの状態をつくりあげてみよう。チューニングなど楽器の準備をし、譜面を読んで「こうやって弾こう」という心の準備だけしたら、いきなり発表会の曲を弾いてみる。そうすると、いつも間違えないところを間違えたり、だいたいボロボロになるはず。本番は気持ちの準備はできても、その直前に基礎練やウォーミングアップが出来ずに本番を迎えることも多いと思う。このようにいきなり弾いてみることで課題が見えてくる。ボロボロになった箇所は、間違えやすかったり実は認識があやふやなものだ。

 

<本番2週間前〜前日まで

 

4. 本番当日に使う譜面に、チェック項目を書いておく

私は楽器の構え方・弾き方で気をつけるべきことなどを譜面の空いているスペースに何個か箇条書きしておいた。例えば「楽器を構える位置は〇〇」「指は丸くキープ」「演奏を楽しむ!」「この機会に感謝する、お辞儀を忘れずに」などなど。「そんなん書かなくていいよ」って思うかもしれないけれど、ステージ上で全てが吹っ飛んだ経験がある私は、譜面にチェック項目を書くことを心からオススメしたい。

5. 演奏に集中できる服を選ぶ

発表会では華やかなドレスを着たくなる!当日何を着るかは早めに準備しておいたほうが良い。私は今回、動きやすく且つ体型をカバーしてくれるややフォーマルな服を選んだ。最近体重が増えてしまい、二の腕から背中が気になったのだ、、。私の所有するドレスは自分のコンプレックスな部分が見えてしまうし、なんならサイズもピチピチ、、!他人からすれば気にならないことかもしれない。けれど自分は気になって演奏に集中できないはず。。。そこで演奏に集中できる服を着た。自分の好きなデザインのドレスというだけでなく、演奏に集中できるか、動きやすいかを考えて服を選ぶことはなかなか重要!

 

6. 翌日の準備をして早寝!発表会当日の朝をストレスフリーに迎える

<本番当日>

7. リハーサルに出る

本番当日にリハーサルがあるなら参加しよう。譜面台の置き場所、立ち位置、客席の距離感、音量など軽くでもチェックした方が安心できる。

8. 軽いスナックを用意

本番前にがっつり食べすぎると頭がぼーっとしてしまう。小腹が減った時にさっと食べられるスナックを用意しておくと良い。私は糖分をとるためチョコを用意し、控え室で食べていた。

9. ホッカイロを用意して、指と体を冷やさない

これはかなり重要!今回会場がかなり寒く、リハーサルで指が思うように動かなかった。これはヤバイと思い、持参したホッカイロで本番直前まで手を温め続けた。結果、いつも通り手の震えもなく弾くことができた。夏も冷房が効いている可能性があるので、用意することをオススメしたい。

 

10. 他の人の演奏を見ない

私は子供の頃から、発表会では他の人の演奏を本番直前まで見るようにしていた。今回もいつも通り開始から30分ほど演奏を見ていたのだが、だんだん頭の中が混乱してきた。

「あれ、あの弾き方のほうが良いのかな?」「この曲私の弾く曲ににてるなぁ。ん?私の曲どんなだっけ?」

これはまずい!ってことで友人の出番を見終えてすぐに控え室へ退散。他の人の演奏は自分の出番が終わってから見ることにした。

 

11. イメージトレーニングする

私の先生はとても親切でオープンマインド。先生が課題曲を演奏する様子を動画で撮影させてくれた。控え室ではその動画を何回か繰り返し見ながら譜面をチェックできた。このイメージトレーニングで、他の人の演奏を観て混乱した頭をリセットすることができて助かった!先生によっては動画はちょっと、、という方もいらっしゃると思う。その場合は音源だけ録音させてもらうか、もしくは自分の演奏を動画撮影したものを見る感じで全然OKだと思う。

 

12. 自分の出番が終わるまでお酒は控える

発表会形式だとお酒が出ることはまず無いと思うが、クリスマスパーティなどのパーティ形式での演奏会だとアルコールの提供がある可能性も無いとは言えない。その場合は、極力自分の出番が終わるまでお酒は控えよう。お酒を飲んでしまうと、指が思うように動かないし、頭も働かなくなる。

 

<いよいよ本番!ステージで>

13. 譜面のチェック項目に目を通す

「4. 本番当日に使う譜面に、チェック項目を書いておく」で記載した項目にさっと目を通して心の準備!

 

14. 自己肯定感を爆発させる

「自分を良くみせよう」と気を張る必要はない。あなたはあなたのままでOKとにかく発表会という機会を楽しもう。自信を持ち演奏をエンジョイしている人を見ると、客席も楽しくなるもの。

 

15. 感謝する

感謝の気持ちは不思議と演奏にあらわれる。教えてくれた先生、観に来てくれたかた、演奏できるこの機会に感謝して演奏しよう。演奏前後のお辞儀も忘れずに!

 

<まとめ>

初心者であっても、発表会や人前で演奏する機会があれば積極的に参加してください!練習のモチベーション・アップにもなるし、たとえ当日「あー失敗したなぁ」と思ってもそれが次の課題への気づきになります。演奏会本番に100%の演奏ができる人はあまりいません。普段の8割程度の成果を目標に準備しましょう!