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Netflix「デイブレイク〜世界がおわったその先で〜」の音楽センスは神!レビュー&解説

(極力ネタバレを避けていますが、やや内容に触れています)

私はコメディ(特にU.S産)が大好物。会社から帰宅後すぐにNetflixにアクセス!笑いでストレスを水に流すことがルーティンだ。「デキル人の時間の使い方」的ライフハックを完全に無視した生活を送っている。コメディこそパワーの源。

 

そんな私がこの秋ハマって週末2日でコンプリートした作品が、青春ディストピア・コメディ「デイブレイク〜世界が終わったその先で〜」。カリフォルニア州グレンデールが舞台。高校生のジョシュは、カナダ・トロントからL.Aに引っ越してきた冴えない転校生。ある日、生物兵器の暴発により、大人(18歳以上)は溶けるか「グーリー」というゾンビっぽい何かに変化してしまい、残された子供たちだけがサバイブする世界となった。

 

好き嫌いはっきり分かれる作品

デイブレイクのIMDBのレートは6点台でまあまあといったところ。それもそのはず、観る人によっては1話でさっさと離脱する可能性が高い作品なのだ。なかなか過激な描写や不快なシーンもあるので全肯定しずらい。「リック&モーティー」「ブルックリン・ナイン・ナイン」「トゥカ&バーディ」「魔法が溶けて」「ボージャック・ホースマン」、映画なら「宇宙人ポール」あたりのブラックジョークやオタクジョークが好きな人には自信を持ってオススメできる。逆にこの辺が好きじゃない人や、「ディストピアでなんでオシャレできんねん!」など細かいところが気になっちゃう人も無理だと思う。

 

崩壊するスクールカーストと中二病的ストーリー

USのハイスクール・カーストといえば、アメフト部キャプテンを頂点にしたヒエラルキー。デイブレイクも例のごとくアメフト部&運動部を頂点にした階層が構成され、崩壊した世界でも根強く残っている。そんな中、無所属で冴えないはずジョシュのサバイバル能力がやけに高く、これが後の形勢に大きく影響してくる。主人公のジョシュはこれといった特徴もないため「ただのジョシュ」と呼ばれているのに、学校で一番人気の美女と良い雰囲気に。もうこの設定が厨二病すぎて大好き。私も学生時代これといった特徴もなく、群も嫌いな女子だったので、ジョシュ推しである。

ただ作品中納得いかなかったのは、運動部としてなかなか認めてもらえないゴルフ部の扱い。これが酷すぎて、個人的になかなか不快だった!(いまゴルフ部に所属するティーンには、周りから何を言われても続けろ!とエールを送りたい。大人になったらゴルフでハイスコアをゲットすることはヒーローです。、、まあ日本のティーンにはこんな扱いじゃないと思うけど。実際ゴルフ部の子達、こんな言われようじゃなかったしな。)

 

音楽ネタと選曲センスが神すぎる

デイブレイクの最大の魅力は音楽だと思う。「ここでその曲使うか!」という選曲センス。80年代〜90年代の名曲をいきなりぶち込んでくる。(いったいこのドラマ、どの年齢層をターゲットにしたのだろうか(笑)ティーンなんてほとんど知らん曲だよ。)そんな作品をさらに盛り上げてくれる名曲たちを紹介したい。

カリフォルニアだからって

2Pac/ California Love

伝説のラッパー・2pacの代表曲 California Love からドラマは始まる。カリフォルニアだからってこの曲を使うあたり(笑)この曲の直後、校長が朝の挨拶をするのだが、そのセリフが、

Remember, every day is a chance to be great. As Jay-Z says, “Don’t go with the flow. Be the flow.”
(毎日が偉大になるチャンスです「流れに乗るな、流れを起こせ」)

ちなみに”Don’t go with the flow, Be the flow”は、Jay-Zが”TIDAL”のイベントでフリースタイルを披露した際に放った名言から抜粋していると思う。この絶妙なセンスに「このドラマ絶対好きだわ!」ってことで見進めたのだった。

 

 

やたら流れるスマパンの名曲”Today”

Smashing Pumpkins/Today

Todayはドラマ内でカバーされたりイントロ部分が何度か使用されていて全編通してちらほら聴ける。そういえば歌詞もディストピアにあっているし、テーマソング的な存在かもしれない。MVとデイブレイクの世界観もちょっと似てる?

(歌詞一部抜粋&抄訳)

Today is the greatest day
(今日は最悪の一日)
I’ve ever known
(僕の知っているかぎり)
Can’t wait for tomorrow
(明日なんて待てないよ)
I might not have that long
(僕はそんなに長くはもたないかも、)
I’ll tear my heart out
(胸が張り裂けるかもしれないよ、)
Before I get out
(僕がここを去る前に)

※Todayの歌詞には諸説あるけど、おそらくGreatestを最悪(だけど考えようによっては最高!)みたいな皮肉を込めた感じで使ってるはず。

 

ゲイリーのカバーが思わぬ名シーンに

Air Supply/Making Love Out Of Nothing At All

ゴルフ部のゲイリーがピアノを弾き語って熱唱してカバーする曲。超良曲であることを再確認。

 

日本語の”I want it that way”が沁みる

なんといってもオススメしたい曲が、Back Street Boysの”I want it that way”を日本人がカバーしたこちら

エピソード5は「夜明け」ロゴのトップスを愛用している自称サムライ・ウェスが主役。ちょくちょく怪しい日本語が出てくるのが面白い。そしてこの”I want it that way”は歌手の大久保理さんがカバーしているけれど、まだリリースはされていないようだ。リリースして欲しい!好きな人多いと思う。”I want it that way”を「ふたつの世界」って和訳してるのが上手い。

 

BGM使用曲では他にもWolf motherだったりバンドが多いので、ロック好きは音楽だけでも楽しめると思う。

キャラクター設定がしっかりしている

デイブレイクは全世界配信を意識してか様々な人種や背景を持つキャラクターが登場するが、彼らの設定がなかなかしっかりしているしあまり嫌味がない。日本人が出演していないのは寂しいなーなんて思っていたら、エピソード5は丸ごと日本文化だったし(それ日本文化じゃないよなーってとこにはツッコミが入る)。

 

主役陣3人、ジョシュ役のColin Ford、夜明けロンTのウェス役Austin Crute、アンジェリカ役のAlyvia Alyn Lindの演技力も素晴らしい!特にAlyviaがかわいすぎる!ColinとAustinは映画やドラマなどでのキャリアも長く、Ausitinはnetflixの人気ドラマ「アトランタ」でジャスティン・ビーバー役で出演してたりするので、気がつく人は多いかも。

 

Colin Fordのインスタ。冴えない役柄のはずが、そのイケメンぷりは隠しきれない(笑)

 

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Send this to someone you want to make uncomfortable on this fine Saturday morning 😳 What is your favorite Principal Burr scene?!

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サイコパスな校長のセリフがいちいちツボ

私はサイコパスすぎる校長のセリフが好きだった。実生活でこんな人いたら最悪なんだけど、そこは一旦置いておいて。学年1人気の女子に関しては”Sam would have grown up to be a Life Coach who sent Linkedin requests twice a week”「あいつは将来ライフコーチになってリンクトインに週2回はリクエストしてくるぞ!」ってとことかマジで痺れた。見進めていくと校長の発言は遠からずである。

 

Language Learning with Netflixを使おう

デイブレイクはぜひChromeの拡張機能のLanguage Learning with Netflix   で観て欲しいと思う。英語のセリフがめちゃくちゃ面白いから!ネットフリックス上の音声と字幕を英語にして、Language Learning with Netflixの設定を翻訳言語を日本語、専門家による翻訳を表示するにチェックを入れると、英字幕と日本語字幕が一気に見れるので、より楽しめると思う。

 

音楽・キャラクター設定・コメディセンス全てが楽しめる作品。週末にぜひ一気見して観て欲しい!